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六本木ヒルズのクリスマスイルミネーションのツリーに有機EL照明を採用

 三菱化学とパイオニアの合弁会社、MCパイオニアOLEDライティングは、六本木ヒルズのクリスマスツリーに、同社が販売している有機EL(OLED)パネル「VELVE(ヴェルヴ)」が採用されたと発表した。

六本木ヒルズのクリスマスツリーイメージ
防雨型OLED光源モジュール

 六本木ヒルズの玄関に当たる66プラザに設置されたツリーには、216枚のVELVEが組み込まれた。今回採用されたVELVEは、防雨処理が施されており、長時間にわたり屋外で有機EL照明が使用できる。

 この防雨光源モジュールは、14cm角と7cm角が各108枚。VELVEの特徴であるフルカラーの調色・調光機能により、クリスマスツリーのモチーフである、キャンドルの炎の色や、ウイスキーを思わせる琥珀色を自在に表現できるという。

 また、有機EL照明特有の光の柔らかさと、グレア(まぶしさ)が少ないことにより、広場全体を温かい雰囲気で包み込むとしている。

 イルミネーションのデザインは、東京国際空港国際線ターミナルなどのライトアップを手がけたライティングデザイナーの内原智史氏が担当した。

伊達 浩二