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タニタ、計量・カット済みの「タニタ食堂定食キット」を三越伊勢丹の通販で販売

~1人前1,069円から

 タニタは、材料の計量やカットを済ませた「タニタ食堂定食キット」を、三越伊勢丹通信販売の食品宅配季刊カタログ「エムアイデリ」にて12月28日より発売する。今回発売するのは、「さばの竜田揚げレモン風味定食専用キット」と「豚肉のキムチ炒め定食専用キット」の2種類で、1人前セットと2人前セットが用意される。さばの竜田揚げレモン風味定食専用キットの価格は1人前1,069円、2人前2,138円。豚肉のキムチ炒め定食専用キットの価格は1人前1,200円、2人前2,400円。

「さばの竜田揚げレモン風味定食専用キット」肉や魚などの食材は全てあらかじめ、計量・カットされている
調理例

 タニタの社員食堂で提供される定食メニューを自宅で簡単に作れるキット。タニタでは、健康機器を多く扱う会社として、社員も健康でなければならないという理念のもと、1食500kcal前後、塩分3g前後のメニューを社員食堂で提供。同レシピをクッキングブックとして発売したところ、ベストセラーとなり、今年1月には東京・丸の内に「丸の内タニタ食堂」をオープンしている。

 今回発売するタニタ食堂定食キットは、主菜、副菜2品、汁物、米飯のタニタの定食スタイルを忠実に再現。調理に必要な肉や魚、野菜などの食材をあらかじめ計量・カットしているため、調理の手間がかからず、食材を余らせてしまうこともないという。製品の監修は、タニタ社員食堂の担当栄養士である荻野菜々子氏が担当しており、満足感が得られるように野菜を大きめにカットしたり、肉の脂身を取り除くなどの工夫も凝らされている。今後、旬の食材を使った季節ごとのメニューも展開する予定だという。

 三越伊勢丹通信販売の食品宅配季刊カタログ「エムアイデリ」は、会員制の食品宅配サービスで、配達エリアは関東1都6県。カタログは、週刊と季刊の2種類を展開しており、百貨店に並ぶ銘店の味から有機食材まで約1,200品目を掲載する。

 タニタでは、これまでレシピ本の読者から「調理に少量多種の野菜が必要であるため食材が余ってしまう」という声や、タニタ食堂に行きたいけど遠方で行けないなどの声が多くあったという。今回、タニタ社員食堂のレシピに基づく食材セットを販売することで、多くのニーズに対応できるとしている。

阿部 夏子