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北海道電力、本日から7%の数値目標付き節電期間に

~2013年3月8日までの平日が対象

 北海道電力は、本日10日から、一昨年比で7%減という数値目標を持った節電要請期間に入った。

 7%の節電が要請されるのは、12月10日から2013年3月8日までの平日で、年末年始などは除外されている。

 7%の節電を求められている期間は、年内は12月28日までの平日で、節電要請時間帯は16時~21時。1月7日~3月1日は節電時間帯が8時~21時に広がり、3月4日~8日は16時~21時へ戻る。これ以外の時間帯は、数値目標を伴わない一般的な節電を要請している。

北海道電力の節電カレンダー(政府の節電ポータルサイトより)

 沖縄電力を除く9電力会社は、12月3日から2013年3月29日までの平日において「数値目標を伴わない」節電期間に入っている。

 しかし、北海道電力は、寒冷で冬期に電力需要が増える特殊事情や、本州との電力融通のための連系線の容量が小さいこと、電力需要に対して発電機1台が占める割合が高く故障の際に影響が大きいことなどの理由から、一段と厳しい節電が要請されている。

今冬の電力需給見通し。北海道電力も予備率5.8%を確保している(政府検討資料)
しかし気候や送電、1つの発電所が占める割合が大きいなどリスクが高くなる要因がある(同)

伊達 浩二