リーダーメディアテクノ、LED電球の明るさ不当表示を公示

~日本工業規格の半分以下しかない製品も
該当製品のパッケージ(国民生活センター資料より)

 リーダーメディアテクノは26日、消費者庁の措置命令を受け、自社のLED電球4製品について新聞に公示を掲載した。

 それによれば、同社のブランド「FINE」のLED電球では、40W形相当とした昼光色の製品では320lm、電球色の製品では280lmの明るさしかなく、日本工業規格に定められた40W形全光束485lmを大きく下回っていた。

 同様に60W形相当とした昼光色の製品は480lm、電球色の製品は360lmしかなく、同規格に定められた60W形全光束810lmを大きく下回っていた。

 公示では、「こうした表示は、当該4商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものでありました。」としている。

 消費者庁は6月14日に、商品パッケージの説明よりも暗いLED電球を販売していた12社に対し、景品表示法に違反する行為として、再発防止を含む措置命令を下した。今回の公示は、この命令に従ったもので、他社も随時、自社サイトや新聞紙上で公示を行なっている。






(伊達 浩二)

2012年7月27日 13:46