パナソニック、LED照明の使い方を演劇で解説

~スポット光付きLEDシーリングやクリア電球など
舞台「パナソニックLEDあかり劇場 我が家の留学生」の1シーンより

 パナソニックは、同社のLED照明シリーズ「EVERLEDS(エバーレッズ)」の使い方を解説する演劇「パナソニックLEDあかり劇場 我が家の留学生」を、東京・中野の劇場HOPEで、報道関係者向けに公開した。

 この演劇は、同社が発売するLED電球の特徴を、芝居の中でシーン毎に紹介し、解説するというもの。劇中では、パナソニックが3月1日に発売する“スポット光付き”のLEDシーリングライト「HH-LC710A」や、2月10日に発売する“斜め口金”用のLED電球「LDA6LHE17BHS/LDA6DHE17BHS」、既に発売中のクリアLED電球「LDA4LC」などが、物語を通じて紹介された。


LEDシーリングライトにスポット光が追加。明るい斜め口金タイプやクリア電球タイプも

LEDシーリングライトの新製品「HH-LC710A」

 LEDシーリングライトの「HH-LC710A」は、四角形のデザインだった従来モデル「HH-LC700A」と異なり、丸型のデザインを採用。さらに、従来モデルから搭載されている、光を下向きに放つ「直接光」と、天井を照らす「間接光」に加え、本体直下に照らす「スポット光」を採用した。このスポット光を加えることで、部屋の中心に“あかりだまり”を作ることで、自然と家族や仲間が集まりたくなる空間が演出できるという。

 このほか、「普段/くつろぎ/シアター/勉強」という、生活シーンに合わせて明かりが4パターンに切り替えられる機能、外光に合わせて光を調節する「エコナビ」機能も備える。また、任意の調光・調色にも対応する。

 「HH-LC710A」の適用畳数は12畳まで。10畳用の「HH-LC610A」も同時に発売される。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は順に70,000円前後、65,000円前後。

間接光とスポット光を組み合わせているところ直接光と間接光を点灯しているところ。これにスポット光も組み合わせられる操作はリモコンで行なう。リモコンは従来モデルとほとんど変わらない

 斜め口金用のLED電球「LDA6LHE17BHS」(昼光色相当)、「LDA6DHE17BHS」(電球色相当)は、ダウンライトなど電球の口金が斜めに配置された器具に取り付けられる点が特徴。熱を持ちやすい断熱材施工器具にも使用でき、同社従来品よりも明るさが増している。口金はE17口金。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも4,500円前後。

 クリアLED電球「LDA4LC」は、電球のカバーが透明の白熱電球「クリア電球」との置き換えを狙った、E26口金のLED電球。一般的なLED電球は、光を広げるために乳白色のカバーを採用していることが多いが、LDA4LCでは透明のカバーを使用することで、クリア電球のようなきらめくあかりが演出できるという。発売中で、実勢価格は3,500円前後。

 なお2011年度のグッドデザイン賞にて、LDA4LCの海外向け仕様である「LDAHV4L27CG」が、グッドデザイン金賞を受賞している。

斜め口金用のLED電球「LDA6DHE17BHS」(電球色相当)と「LDA6LHE17BHS」(昼光色相当)ダウンライトに取り付けているところ。熱がこもりやすい断熱材施工器具にも使用できる
クリアLED電球「LDA4LC」舞台では、既存の白熱電球用器具に取り付けられていた

演劇を見ながら、LED照明の使い方がわかる

舞台のポスター。出演は男性のみの劇団「東京ミルクホール」。なお本公演は、一般には公開されていない

 演劇の内容は、とある一般家庭「パナ岡家」に、留学生「エバー・レッズ」がホームステイすることからはじまる、一家の悪戦苦闘を描いたコメディ。劇中では度々パナソニックの照明器具が登場し、自然と使い方がわかる構成になっている。

 出演は劇団・東京ミルクホール。脚本と演出は同劇団の佐野バビ市氏。


以下、舞台のようすを順を追って説明する。留学生がホームステイしてくる当日、パナ岡の面々は焦りを隠せない突然やってきた隣人のマチコ(左)。寒い寒いとうるさいが、シーリングライトの色を暖色系に変えることで、「あったかいわ」と満足気留学生のエバー・レッズ(左)は、日本の文化を勉強するという名目で、両親に無理やり留学させられた。そのためやる気がない
「僕の国には間接照明がある」と自慢するエバーだが、娘の美咲がLEDシーリングライトを間接光に切り替えることに驚くスポット光はトランプをするシーンで使われた夫婦2人でムードを高めるシーンにも、スポット光が使われた。「見てごらん、この綺麗なグラスの輝き……君の輝きにも乾杯」
夫婦2人のいいムードの中、マチコが再登場。「クリア電球が照らすシャンペングラスの輝きに魅せられているの」クリア電球は綺麗な星空のシーンに使われた。よく見ると流れ星が近づいてくる流れ星の正体は、電気屋の宇田川。「白熱球に見えたこの電球、実はLED電球なのだ」
眠れないエバーと美咲の2人は、LEDシーリングライトの「シアターモード」で映画を鑑賞。スポットライトで手元も照らせるため、ちょっとした食事にも向くという夜中、パソコンを使う父親。スポット光のみにすることで、集中しやすい環境が作れるという朝、エコナビを使っているシーン。外光が入り十分に明るい場合は、電源をOFFにして、自動的に省エネする
大掃除で電球を変えているシーン。エバーがいろいろな照明機器を買ってくるが、ダウンライトに当てはまるものがないそんな中、ベランダから電気屋の宇田川が登場。斜め口金タイプの「LDA6DHE17BHS」を勧める日本の照明文化を学んだエバーだったが、最後にマチコが自らの秘密を打ち明ける





(正藤 慶一)

2012年1月30日 17:42