パイオニア、受話音量を大きくする高齢者向け電話機アクセサリー

~着信を光で知らせるフラッシュベルも

 パイオニアは、高齢者やその家族向けの電話機アクセサリーとして、受話音量が大きくできる「受話音増幅器 TF-TA11」と、着信を光と音で知らせる「フラッシュベル TF-TA21」の2機種を、2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に3,500円前後、2,500円前後。

受話音増幅器 TF-TA11フラッシュベル TF-TA21

 「受話音増幅器 TF-TA11」は、受話音量がダイヤル操作で簡単に変えられる電話アクセサリー。電話機やFAX本体と、受話器コードの間に接続して使用する。音量のほか、音質も3段階に変更でき、聞きやすい高音特性の音質に切り替えて通話できるという。さらに、大きな音が入ると、適度な音量に自動調節する「AGC回路」も搭載している。

 TF-TA11の本体サイズは約39×113×38mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約62g。電源は別売りの単四アルカリ乾電池2個。増幅レベルは約26dB。

受話音増幅器 TF-TA11の接続方法

 「フラッシュベル TF-TA21」は、電話回線と電話機・FAX本体の間に接続することで、着信を光と音で知らせる機器。光だけ、または音だけONにすることもできる。

 TF-TA21の本体サイズは約60×34×103mm(同)で、重量は約83g。電源は不要。光の色は白。音量は約90dB。自立スタンドが同梱される。

フラッシュベル TF-TA21の接続方法。電源は不要

 いずれの製品も、パイオニア製電話機のほか、他社製の電話機やFAXにも接続できる。

 同社ではこれらの製品を発売する理由について、ユーザーからの要望があったことを挙げている。受話音増幅器については「電話で相手の声が小さい」「もっと大きくできないか」という声、フラッシュベルについては「電話のベルが小さい」「音を鳴らさなくても着信を知りたい」という声に、それぞれ応えたという。






(正藤 慶一)

2012年1月17日 13:42