家作りの際に、太陽光発電を検討する人が18倍に増加――パナソニック調べ

~LED電球はエアコンと並び導入検討のトップに

 パナソニック電工は、今年住まいづくりを検討、経験した20~60代の2,283人を対象に「住まいに関するお金意識アンケート2011」を行なった。実施期間は6月15日~7月15日で、インターネット上で行なわれた。それによると、リフォームを計画している人の数は新築を上回り、なかでもLED照明や太陽光発電システムの購入意欲が高まっているという。

アンケートの対象となったのは、20~60代の男女2,283人持ち家比率は65.4%

 アンケートでは、今後の住宅計画として、家のリフォームを検討している人が53%にのぼり、新築の46%を上回った。同調査は2005年にスタートし、今年で3回目となるが、リフォームが新築を上回ったのは、今回が初めてという。

 導入を考えている住宅設備としては、太陽光発電システムを挙げた人は25%で、前回調査の1.4%から約18倍に増加した。

 さらに、家電商品としてはLED電球とエアコンが、同率37%でもっとも多かった。新築やリフォームを機に、省エネ家電の購入を検討している傾向が明らかとなった。

家のリフォームを検討している人が53%にのぼり、新築の46%を上回った新築やリフォームを機に太陽光発電システムを考えている人は全体の25%にのぼり、前回調査の1.4%から約18倍に増加した検討している家電では、LED電球とエアコンがトップ
計画の総費用は、新築とリフォームともに2008年の調査時よりも低くなった

 リフォームや新築にかける総費用は、新築とリフォームともに、2008年の前回調査から後退した。最も多かった金額帯は、新築だと2,001~4,000万円で51%、リフォームでは101~300万円で46%という結果になった。新築では前回調査に比べて、2,000万円以下の割合が増加しているという。背景には、建築費のコストダウンや、景気後退による住宅購入費の減少などがあると見られている。






(小林 樹)

2011年10月19日 17:32