タニタ、かざすだけで計測データをパソコンに転送できる歩数計

~FeliCa搭載。企業や健保など法人向けに販売

FB-730
 タニタは、非接触ICカード技術の「FeliCa(フェリカ)」に対応した歩数計「FB-730」を開発。企業や健康保険組合などの法人向けに、1月19日に販売する。価格は7,035円。

 3Dセンサーで歩数を計測する歩数計で、ICカード乗車券の「Suica」や電子マネー「Edy」で採用されている、非接触ICカード技術「FeliCa」に対応した点が特徴。パソコン用のFeliCa読み取り機「FeliCaポート」や「PaSoRi」にFB-730をかざすことで、歩数や消費カロリーなどの計測記録をパソコンに転送できる。タニタではこれにより、日々のデータ転送が読み取り機にかざすだけでできるため、企業や健保組合など大人数の健康管理において、利用者と管理者の負担を大きく軽減できるとしている。

 また、体組成や脈拍、歩数などデータを自動でWEB上に更新するタニタの健康管理ウェブサービス「からだカルテ」との連携も可能。歩数データを転送するとともに、FeliCaが個人認証ツールとしても機能するという。また、法人向けの「からだカルテ」では体組成計や血圧計も連動できるため、体重や体脂肪などの身体データもFB-730で読み取り、自動転送できるという。

 タニタでは、非接触で早く読み取り・書き込みができるFeliCaを、「からだカルテ」の大きな付加価値になるとしており、新たな法人営業の武器として活用していくという。また、一般向けの販売や、ウォーキングイベントでの使用、他の健康管理サービスも視野に入れているという。

 本体サイズは78.5×11×40mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約25g。計測データは歩数/エクササイズ量/消費カロリー。時計の表示や過去7日間のデータ閲覧にも対応する。電源としてコイン形リチウム電池のCR2032を1個使用。FeliCaの無線インターフェースモジュールの「FeliCa Plug」を搭載する。


2010年1月19日 15:09