デロンギ、暖房効率を強化したオイルラジエターヒーター

VENTO De'Longhi V551115EFS

 デロンギ・ジャパンは、暖房効率を改善したオイルラジエターヒーター「VENTO De'Longhi(ヴェント デロンギ)」2機種を10月より発売する。希望小売価格はフィンが11枚の「V551115EFS」が44,100円、フィンが9枚の「V550912EFS」が39,000円。

 オイルラジエターヒーターは、ヒーター内部に密閉された難燃性のオイルを温め、そのオイルを本体のフィン(放熱板)に循環させ、輻射熱で室内の空気を暖める暖房器具。発火や燃焼を伴わず、温風やニオイも発生しないため、安全性が高く、おだやかに暖めるられる点が特徴。

 VENTO De'Longhiでは、暖房効率を高めるためにフィンの構造を改良した。フィンの間を鋼板でカバーし、ヒーター全体を筒状にすることで、暖気の自然対流を促進し、室温上昇にかかる時間が従来の同等機種より約15%短縮されるという。

 また、フィンの改良により本体の幅は13.5cmとなり、従来より約10%細くなった。

フィン底部の様子。フィンの間がカバーされている操作パネル

 安全性の面では、フィン先端のエッジ部分を内側に巻き込み、安全性を向上させた。デロンギではこれを「f字型フィン」と称している。また、本体外周部の熱伝導を抑えるため、フィンの表面には16カ所の穴を設けた。これにより本体の表面温度は約70℃に保たれるという。そのほか、電源プラグスイッチ周辺が80℃以上の異常過熱した際にヒーターの電源が自動的にきれる「安全プラグ」を採用する。

 運転モードは、600W、900W、1,500Wの3段階の電力切替え機能、15分単位で設定できる24時間ON/OFFタイマー機能、設定温度に合わせて自動で運転する無段階の温度調節機能などを備える。

 フィンが11枚のV551115EFSの本体サイズは540×245×630mm(幅×奥行き×高さ)。重量は15kg。適用畳数は4~10畳。電源コードの長さは2.3m。





(阿部 夏子)

2009年9月2日 16:25