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パナソニックのロボット掃除機「RULO Biz」マップ作成時間を90%短縮

業務用小型ロボット掃除機「RULO Biz」

パナソニック くらしアプライアンス社は、業務用小型ロボット掃除機「RULO Biz」のソフトウェアアップデートを、9月29日に開始した。

「RULO Biz」は小規模な店舗やオフィス、保育施設など、障害物の多い狭小スペースの清掃に適した業務用小型ロボット掃除機。保守サービスを含む定額制サブスクリプションサービスで展開されている。

定額制サブスクリプションサービスで展開

導入時には清掃マップの作成が必要で、従来は磁気テープを用いて侵入禁止エリアを設定し、ロボット掃除機をフロア全体に走行させる必要があったため、清掃保証範囲である200m2のマップ作成に約200分を要していた。2024年のアップデートでスマートフォンアプリを用いたマップ作成機能を実装し、同面積での作業を約20分に短縮。しかし作業者のスキルや拘束時間が課題となり、導入の障壁となるケースもあったという。

今回の最新アップデートでは、4パターンのプリセットを本体に内蔵。ユーザーがプリセットから選択して清掃エリアを設定すれば、RULO Bizが自動でマップ作成を行なうという。これにより、複数フロアや複数マップの同時作成が可能となり、導入時の作業効率が大幅に向上。複雑な形状のフロアについては、スマートフォンアプリを用いたマップ作成範囲の指定も可能とする。

さらに、効率的に走行させるため、人間が行路を決定する際の思考を基にした独自アルゴリズムを反映。障害物を見つけた際には経路を修正し、座礁リスクを回避。障害物が多く広い場所でも、高精度な自動マップ作成ができるという。

コンパクトな三角形状で、椅子の隙間やキャビネット下までしっかり清掃