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シャープ「COCORO ENERGY」新FIT制度にいち早く対応
2025年9月25日 07:05
シャープは、クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」において、10月1日に開始される新FIT制度(固定価格買取制度)に対応したエネルギーマネジメントサービスを同日より提供開始する。
FIT(Feed-in Tariff)は、再生可能エネルギーの普及促進を目的に、太陽光発電システムなどで発電した電気を、電力会社が一定期間固定価格で買い取る制度。住宅用では10年間の買取期間が設けられている。本年10月からは、設置後4年間は高単価での買い取りを行ない、その後6年間は市場価格相当での買取に移行する「2段階制」へと改定される。
シャープはこの制度改定に対応し、AIが電力の消費・発電状況を予測して蓄電池を制御。設置後4年間は夜間の安価な電気を充電し、昼間に使用することで余剰電力量を最大化し、高単価での売電を優先する。4年経過後は、自動的に自家消費優先モードに移行し、従来の運用に近い制御へと切り替わるため、ユーザーは設定変更の手間をかけることなく、状況に応じた最適な運用を享受できる。
同サービスの利用には、会員サイト「COCORO MEMBERS」への登録とクラウド連携エネルギーコントローラ「JH-RVB1」が必要となる。なお、サービス利用料は無料。
