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パナソニック、ライティング事業で2018年度には4,000億円を目指す
(2015/5/26 17:31)
国内シェアは1位もグローバルでは3位
パナソニック エコソリューションズ社は、住宅や商業施設などに向けた照明を提供する、ライティング事業の2015年度以降の事業計画を説明。合わせて今後の計画を達成していく上で、重要な位置づけとなる一つの新製品「PiPit調光シリーズ」を発表した。7月1日から発売。希望小売価格は21,300円〜41,000円(器具本体とライトバーとの組み合わせ価格)。
エコソリューションズ社ライティング事業部長の北野亮氏によれば、パナソニックのシェアは国内でトップ。だがグローバル市場では、シェア第3位だという。また2014年の売上高は、前年比で99%の3,177億円と微減している。とはいえ、構造改革や原価の改善などの効果により営業利益率は向上。今後は収益をともなったさらなる成長を目指し、2015年度は3,423億円、2018年度には4,000億円の売上を目標として掲げる。
北野氏は、「今後の売上目標を達成するために新たな価値の新製品とサービスを積極的に提供していく」と語った。
エリアや時間帯で、きめ細かく調光できるLED照明を発表
そんな新製品の一つが、今回発表された「PiPit調光シリーズ」。信号線の工事が不要な点が特徴。照明の制御をワイヤレス化することで、設置時の配線などの手間を大幅に削減できる。そのため、学校や工場などの施設を新設する際はもちろん、照明のリニューアル時にも適している。
さらに調光したい照明器具やエリア、時間帯などを、専用リモコンを使って簡単にきめ細かく設定できる。そうした明るさの調整と合わせ、36.2Wと低消費電力なため、従来の蛍光灯使用に比べて約67%の省エネを達成できるとしている。
器具本体には既に発売されているiDシリーズ 40形を使用。それに2,000lm〜6,900lmの明るさや、5つの光色からPiPit調光ライトバーを選択。リモコンとなる3モデルから選べるハンディライコンを組み合わせることで、様々な施設に対応できる。