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クラウドファンディング家電~形も機能もスマートな“ゴミ箱”

バキューム機能を内蔵したゴミ箱「Bruno」

 「クラウドファンディング」とは、製品開発などのプロジェクトを達成させるための資金を“多くの人たち(Crowd)”から集めて“資金調達(Funding)”するという意味。ここでは、クラウドファンディングで資金調達中の家電開発プロジェクトを紹介する。

 ホコリが舞いやすい掃除機を使うよりも、部屋の掃除はホウキで! という人も少なくないだろう。そんなホウキ派の悩みは、ゴミをちり取りで集めることのはず。特に最後の最後まで残ったホコリや髪の毛などは、なかなかちり取りに載せられない。しかも、ゴミ箱まで運ぶときに、ちり取りから落ちてしまうのもイライラポイントだろう。

 そんな悩みを解決してくれそうなゴミ箱が、クラウドファンディングサービス「KickStarter」で開発資金を集めている。

 「Bruno(ブルーノ)」は、バキューム機能を搭載したゴミ箱。本体の下部にバキュームが内蔵され、ホウキ集めたゴミやホコリを吸い取ってくれるのだ。ちり取りを使う手間がないうえ、ホウキを近づければ自動でバキュームが作動するから、細かいゴミやホコリまでキッチリと吸い込んでくれる。

ゴミを本体近くまで掃いていくと、バキュームで吸い取られていく

 さらに、本体上部にはセンサーを搭載。手を振るとモーションセンサーが反応し、フタが開くという仕掛け。両手がふさがっていても、困ることがない。

 内部にはゴミ袋をストックするスペースが用意され、ゴミで袋がいっぱいになったら、すぐに取り替えられるという親切な設計。なんとスマートフォンと連携させれば、ゴミ袋が残り少なくなると注意を促し、ゴミ出しの日にはお知らせまでしてくれる!

ゴミ箱とスマホで連携。ゴミ袋が少なくなると知らせてくれ、そのまま袋を注文できる(米国内のみ)
ゴミ出しの日を知らせてくれる画面

 なお、サイズは約342×342×749mm。米国内では専用のゴミ袋が販売されるようだが、市販のゴミ袋でも利用可能。

 スマホ連携機能が必要かどうかは意見が別れるところだろうが、それを抜きにしても、ホウキ派にはうれしいスマートなゴミ箱と言える。

本体カラーは、ホワイト/グレイ/ブルー/レッド/ステンレス調の5色を展開予定

河原塚 英信