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東北・青森の子供達にギネス世界記録のプラレールと笑顔をプレゼント

ギネス世界記録TMを達成したプラスチックレールを全国の子供達にプレゼントする「挑戦レールでみんなに笑顔を。」キャンペーンを実施

 パナソニックとタカラトミーは、ギネス世界記録TMを達成したプラスチックレールを全国の子供達にプレゼントする「挑戦レールでみんなに笑顔を。」キャンペーンを実施している。

 プラスチックレールのギネス世界記録TMは、2013年12月14日に東京都北区の滝野川第七小学校で、長さ5.60844km、総数26,667枚のレールの上を、パナソニックの乾電池「EVOLTA」を入れた秋田新幹線E6系スーパーこまちが走行し、達成した。今回のキャンペーンでは、その際に使用したプラレールをプレゼントする。

 プレゼント対象は「幼稚園・保育園・学童施設」などで、個人は対象外となる。全国で50団体程度を募集しているが、東北地方の5団体についてはパナソニックとタカラトミーで既に選定している。

 挑戦レール贈呈の第一弾として、22日、青森県八戸市の湊高台保育園で、贈呈式が行なわれた。

青森県八戸市の湊高台保育園
贈呈式にはパナソニックEVOLTAのキャラクター「エボルタくん」と、プラレールのキャラクター「てっちゃん」も駆けつけた

 贈呈式では、園児達にギネス世界記録TM達成の様子やプラレールが電池で走っていることなどを説明。園児達による歌の御礼の後は、プラレールで実際に遊ぶ時間も設けられた。園児達は大喜びで、スタッフに組み立て方を聞いてから、自らどんどん新しいレールを組み立てていた。

パネルでギネス世界記録TM達成の様子を説明
子供達も夢中で聞いていた
最後には歌による御礼も
約80m分のプラレールと、車両4台が寄贈された
さっそくスタッフが組み立て方を教える
子供達はすぐにマスターしていた
湊高台保育園・加賀昭子園長

 同保育園は、東日本大震災の際に津波の浸水被害を受け、約1年前に現在の場所に移転したという経緯がある。今回の寄贈について湊高台保育園・加賀昭子園長は「震災で、様々なショックがあり、しばらくは、季節の変化を感じられなかった。しかし、全国の皆様に助けていただき、ようやく震災から3年を迎えられたという想い。このような素晴らしいおもちゃをいただき、子供達も大喜びです」と語った。

 パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部 浅見朋代氏は、東北地方の5団体を先に選定したことについて、「震災の影響があり、東北地方ではおもちゃが不足しているという話を聞き、今回の寄贈を決めた」と話す。東北地方ではこのほか、宮城県塩釜市・塩釜聖光幼稚園、岩手県釜石市・鵜住居(うのすまい)保育園、宮城県石巻市・なかよし保育園、青森県八戸市・浜市川保育園への寄贈が既に決まっている。

キャンペーンでは、1ユニット6段分(直線レール約300本・曲線レール約50本・ブロック橋脚約400個相当)、約80m分のレールと、車両を各4台ずつ、乾電池のエボルタもセットで寄贈される

 「挑戦レールでみんなに笑顔を。」キャンペーンでは、1ユニット6段分(直線レール約300本・曲線レール約50本・ブロック橋脚約400個相当)、約80m分のレールと、車両を各4台ずつ、乾電池のEVOLTAもセットで寄贈される。募集期間は1月31日まで、詳細はホームページで確認できる。

阿部 夏子