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閉校予定の小学校でプラレールのギネス世界記録達成!

 来年春に閉校が決定している東京都北区の滝野川第七小学校で、14日、土曜日にプラスチックレールのギネス世界記録TMを達成した。プラレールの最長記録に挑んだもので、長さ5.60844km、総数26,667枚のレールの上を、パナソニックの乾電池「EVOLTA」を入れた秋田新幹線E6系スーパーこまちが走行達成した。

会場となった東京都北区の滝野川第七小学校
長さ5.60844km、総数26,667枚のレールが設置された。写真はゴール会場となった体育館の様子
体育館には10段もの大型プラレールが何台も設置されている

 閉校前の思い出として、パナソニックとタカラトミーが主催し、滝野川第七小学校の児童と一緒に取り組んだもの。会場となった小学校には、階段や図書室、放送室、渡り廊下体育館など、校内の至る所にプラレールが設置された。

体育館入り口の渡り廊下
こちらは図書室
教室のロッカーの上までプラレールが組まれていた
長い廊下にもプラレールが続く
車両は秋田新幹線E6系スーパーこまち

 組み立ては、全校児童41名が分担して行なったほか、保護者、OB/OG、パナソニック、タカラトミーの社員が一丸となって、一週間かけて完成させた。作業は細かく、レールがまっすぐな状態で組まれていないと脱線の原因になるため、時には徹夜の作業もあったという。

当日の朝まで微調整が続いた
ゴール会場となった体育館
学年ごとに生徒の自画像が展示されていた
閉校になる小学校に向けての感謝の言葉も

 当日は、朝9時からのオープニングセレモニーから始まり、ギネスブック認定委員立ち会いのもと、10時50分ごろ走行がスタートした。走行中の様子はUstreamで生中継され、児童たちも各教室で、行方を見守った。

 校長の北野扶美子氏は、「最後にこんな思い出ができて、本当に幸せです。このプラレールの上は、子供達の想い、保護者、先生の想い、卒業者のみなさんの想い、全てが乗っている」とコメントした。

スタートは、1階の昇降口。秋田新幹線E6系スーパーこまちも出番を待つ
スタートにはギネス世界記録TMの認定委員が立ち会う
スタートした瞬間
児童たちが見守る中、レールの上を走っていく
校長の北野扶美子氏
記録を達成した瞬間。児童たちから笑顔が溢れる

 ギネス世界記録TMを達成したのは、当日15時15分。走行時間は4時間25分34秒だった。今回の挑戦は3回までのやり直しが認められていたが、見事1回での成功となった。

 ゴール会場の体育館では、児童を始め先生や保護者も一丸となって、スーパーこまちの帰りを待っており、ゴールの瞬間は体育館が歓喜に包まれた。

【お詫びと訂正】初出時にレール枚数などが誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

阿部 夏子