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頭寒足熱で、ママと赤ちゃんに優しいプラズマクラスターエアコン

「ママと赤ちゃんに優しい」をコンセプトとしたシャープのエアコン。「D-SXシリーズ」

 シャープは、足もとの温度をコントロールできるエアコン「D-SXシリーズ」を2014年1月23日より順次発売する。6畳向けから23畳向けまで、全8機種のラインナップで、希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は23万円前後~35万円前後。

足もと温度コントロールで、頭寒足熱を実現

 幅の広い送風パネル「ロングパネル」による、ロング気流を実現したエアコン。赤ちゃんの低い目線やベビーベッドに直接風があたらない構造から「ママと赤ちゃんに優しい」エアコンと位置づける。冷房時は風を上に上げるため、パネルを上から、暖房時は床面に直接暖かい風を送るために、パネルを下から開く。

D-SXシリーズ
幅広の送風パネル「ロングパネル」が特徴。暖房時はパネルを下から開く仕組み
冷房時はパネルを上から開く

 新モデルでは、足もとの暖房をさらに強化するために、「足もと温度コントロール」機能を搭載した。リモコンの「足もと」ボタンを押すと、足もとの設定温度をコントロールできるというもの。足もと温度コントロールでは、独自の「足冷えまセンサー」により、床面を64分割して、温度を検知。冷えている場所を狙って運転できるため、健康的で快適な頭寒足熱が実現できるほか、最大約20%の節電効果が期待できるという。

足もとボタンを押すと、足もとの設定温度をコントロールできるという
本体付属のリモコン
リモコンで「足もと」ボタンを押すと、足もとの設定温度をコントロールできる
足冷えまセンサーでは、床面を64分割して温度を検知。検知範囲は、各機種の適用設置面積に準拠するという
本体に搭載されている「足冷えまセンサー」

 また、ロングパネル機構も、改良した。風量の弱い風でも、足もとまできちんと届けられるように、送風口の形状を変更した。

暖房運転時の送風口。風量の弱い風でも足もとまできちんと届けられるように、形状を変更している
暖かい風を直接足もとまで送風するため、暖かさがずっと続くという
暖房運転中の本体。送風口正面の温度と、足もと(床面付近)の温度を測定する
正面の温度は26.9℃
足もとの温度は30.3℃。足もと付近の方が暖かかった

プラズマクラスターで部屋干し時のニオイを脱臭

プラズマクラスターイオンを放出しながら、送風する「部屋干しモード」を用意。多くのママが部屋干し時のニオイが気にならないと答えたという

 そのほか、子育て中のママに嬉しい機能としては、独自のプラズマクラスターイオン放出機能を挙げる。D-SXシリーズでは、プラズマクラスターイオンを放出しながら、送風する「部屋干しモード」を用意。暖房と除湿運転を組み合わせて使うことで、洗濯物を部屋に干してもニオイが気にならないという。

 また、リモコンのチャイルドロック機能、設定温度を1℃低く設定する「やさしさ設定」機能、エアコンの暖房運転に連動してシャープの空気清浄機が加湿運転を行なう「加湿空気清浄機 連動」機能、夜間に便利な「15℃暖房」機能などを備える。

チャイルドロック機能や、やさしさ設定機能など、ママに嬉しい機能を多数搭載
暖房使用時の空気の乾燥を防ぐ「加湿空気清浄機 連動」機能も備える
エアコンの運転に連動して、シャープの加湿空気清浄機が運転するため、「快適・安心」な環境作りができるという

ココロエンジンやスマートフォン連携で“頼れる”エアコンに

 使い勝手の面では、使用状況に応じて100以上のフレーズでおしゃべりする「ココロエンジン」を搭載する。D-SXシリーズでは、ママ向けの製品として「落ち着きのある女性の声」を採用する。ココロエンジンでは、室内が高温・高湿、乾燥状態の場合、音声で知らせてくれる「みはり機能」も備える。

 また、別売りの「家電ワイヤレスアダプター」を使用することで、スマートフォンやタブレットからの操作にも対応。外出先から本体の操作ができるほか、エアコンの電気代をグラフ化して見ることができる。

 さらに、スマートフォンでみはり機能の情報を受信することもできる。

100以上のフレーズでおしゃべりするココロエンジン機能、スマートフォン連携機能も備える
別売りの「家電ワイヤレスアダプター」を装着することで、スマートフォンから本体を操作することもできる
タブレットでの操作画面
毎月の電気代をグラフ化して表示することもできる

「赤ちゃんとママに優しいということは、全ての人に対して優しいということ」

助産院ばぶばぶのこばやしひさこ先生

 会場では、大阪府・大阪市阿倍野にある「助産院ばぶばぶ」のこばやしひさこ先生が登壇。こばやし先生は、4男5女のママでありながら、助産師として活躍され、各地でセミナーや講演活動を行っているほか、本も執筆されている。現在は、10人目のお子さんを妊娠中というパワフルなママだ。

 こばやし先生は、エアコン暖房について「マイナスのイメージがあった。ずっと使っていると、頭がボーッとしてくるというイメージ。自然じゃない風を体に直接当て続けるというのは、それだけで疲れてしまう。身体の小さな赤ちゃんはなおさら。でも、シャープのエアコンを使い始めてからは、足もとから暖かさがくるようになった」と話した。また、プラズマクラスターイオンについても、効果を実感しているという。

 「我が家は、助産院と自宅が一緒になっているので、子供の友達が遊びに来ることも多い。そのときに、いつも、赤ちゃんのミルクのにおいが充満していると言われていたけど、シャープのエアコンを使い始めてからは、それがなくなった。子供達がおやつ代わりに食べているチキンラーメンのにおいが助産院まで漂ってくることもなくなった」

 また、下半身を冷やすということは、全ての人にとってよくないという。

 「助産院には、不妊で悩んでいる人も多く訪れるが、不妊で悩む多くの人が身体が冷えている。それは、女性に限ったことではなく、男性にもいえること。身体が冷えると自律神経が乱れ、体調を崩す。下半身を温めるということは、健康を維持するという意味で基本中の基本。今回のエアコンはママと赤ちゃんに優しいということだが、全ての人はもともと赤ちゃんだったわけで、赤ちゃんとママに優しいということは、全ての人に優しいといえる」と話した。

阿部 夏子