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タイガー、“業界初”IHの高火力200℃で焼く高級ホームベーカリー
(2013/9/11 12:34)
タイガー魔法瓶は、加熱方式にIH式を採用し、高火力で焼き上げるホームベーカリー「IHホームベーカリー やきたて KBH-V100」を10月1日より発売する。希望小売価格は70,350円。
加熱方式に業界で初めてIHを採用した高級ホームベーカリー。高火力の約200℃で、一気に焼き上げる点が特徴。従来のシーズヒーターを採用した機種よりも、パンの外側はパリッと、内側はふわふわに仕上がり、ユーザーの「手軽においしいパンを食べたい」というニーズに応えるという。
具体的には、こね、発酵、焼きの各工程において、きめ細かく温度コントロールする同社独自の「マイスターIHシステム」を新たに採用した。こねと発酵の工程では、温度上昇を抑え、焼き工程では、生地をしっかり釜の中で膨らませ(釜伸び)、一気に200℃まで火力を上げて加熱する。これにより、薄皮でパリッと仕上がり、香ばしい本格的なハード系のパンも焼けるという。
生地の発酵工程には、生地の発酵温度をきめ細かく検知して焼きあがりを安定させる「温感仕込み」機能を従来に引き続き採用している。生地の温度を検知するため、室温センサー、庫内温度センサー、生地温度センサーの3つのセンサーを搭載する。また、生地の温度が上がり、イースト菌の過発酵を防ぐために、従来と同様に冷却ファンを採用しているが、新製品ではファンの風向きを変更。従来の上からの風ではなく、下からの風に変え、モーターの熱が生地に伝わりにくいよう工夫した。
このほか業界初の機能として、「角食パンメニュー」を採用。専用の角食パンケースが付属し、きめが細かく、しっとりした食感の「角食パン」が焼けるという。通常のパンケースの内側にセットするため、パン羽根の跡も残らないとしている。
調理メニューは計33メニューを搭載し、「わらびもち」メニューも業界で初めて採用している。
従来モデル「やきたて KBC-A100」からの変更点は、庫内にあったシーズヒーターを省き、凹凸を減らして手入れしやすくしたほか、パンに具材を投入する「自動具材ミックスケース」の容量を60gから100gに拡大し、より具だくさんのパンを楽しめるようになった。
従来に引き続き、パンケースには遠赤土鍋コーティングを施している。
本体サイズは232×316×339mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は約6.4kg。定格消費電力は700W、モーターの消費電力は95W/90W(50Hz/60Hz)。カラーはホワイトとレッド。付属品として88種のレシピを掲載したクックブックと説明書が同梱される。