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東京ガスら、プラズマクラスターも装備したガス衣類乾燥機

はやい乾太くん RN-050B

 東京ガスと大阪ガス、東邦ガス、リンナイの4社は、ガス料金を安く抑えるガス衣類乾燥機「はやい乾太くん RN-050B」を6月21日より発売する。希望小売価格は139,650円。

 乾燥容量5kgのガス衣類乾燥機。ガス衣類乾燥機とは、ガスで温めた温風を使って洗濯物を乾かす機器で、東京ガスらによると、乾燥時間の短さ、燃費の安さ、仕上がりの良さなどがメリットとなっているという。具体的には、5kgの衣類を約52分で乾燥でき、乾燥1回分の光熱費は約44円となる。ガスによる温風は衣類の繊維の1本1本を立たせながら乾燥させるため、天日干し以上に柔らかく仕上がるという。

ランニングコストを抑えるエココースを搭載

 新製品では、ガス料金を抑えながら乾燥させる「エココース」を搭載した点が特徴。乾燥時間の前半を送風とし、後半はガスで温められた温風で衣類を乾かすことで、ランニングコストを抑える。5kgの洗濯物を乾かす場合、標準コースでは温風52分で約44円かかるところ、エココースでは送風50分と温風48.5分を組み合わせて、光熱費を約41円と、標準より3円安くした。

 デザインも一新し、操作パネルのボタン表示を簡素化し、ボタンに図記号を入れて、操作しやすくした。本体カラーはピュアホワイトとした。

操作パネルのボタン表示を簡潔にした

 新機能として、乾燥させずに消臭のみを行なう「消臭モード」と、「静電気低減モード」も搭載した。消臭モードは、シャープのイオン技術「プラズマクラスターイオン」を発生させて、温風と一緒に衣類に当てることで、消臭効果が得られるという。また、プラズマクラスターイオンには静電気を抑制する効果があり、衣類を取り出す際の静電気を軽減するという。

プラズマクラスターで衣類を消臭する
プラズマクラスターは衣類を取り出す際の静電気も低減するという
プラズマクラスター無しの場合と比べて、静電気を約4割低減するとしている

 機能面ではほかに、乾燥時にドラムが正転、反転を繰り返す「ドラム自動反転機能」を採用し、衣類が絡まりにくくなり、乾燥ムラを抑えるという。

 乾燥運転コースは「標準」「エコ」「厚物」「デリケート」「シーツ/毛布」「アイロン」「タイマー」を用意する。

 使い勝手の面では、衣類の取り出し口の面積を従来比約1.6倍に拡大した。また、取り出し口を約10cm下方に配置することで庫内を見やすくし、衣類の取りの残しを防ぐという。

糸くずフィルターを扉側に搭載する

 糸くずを捕集する「糸くずフィルター」は、従来の庫内奥から前扉に移動し、取り外しや詰まり具合の確認がしやすくなった。また従来搭載していた「使い捨て紙フィルター」や「不織布フィルター」は、フィルター構造の変更により不要となり、手入れの手間を軽減する。

 さらに、これまで修理対応が多いパーツだった「ファンベルト」をなくした。ファンベルトはモーターの回転をファンに伝えるベルトだが、排湿ファンのモーターを追加搭載したことで不要となった。

 本体サイズは654×545×684mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は41kg。本体カラーはピュアホワイト。ガス消費量は2.35~5.2kW。電源はAC100V。消費電力量は230W。ガスコード接続タイプとネジ接続タイプが用意される。

小林 樹