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三菱重工、画面が大きくて使いやすいビーバーエアコン
~エアコン内部に花粉やウイルスを捕らえるフィルターも搭載
(2013/3/5 12:26)
三菱重工は、リモコンに大型の液晶を搭載したエアコン「ビーバーエアコン RPシリーズ/TPシリーズ」を、3月より順次発売する。価格はオープンプライス。参考価格は、高級シリーズのRPタイプが12~18万円前後、標準シリーズのTPシリーズが8~16万円前後。
2012年秋に発売された最高級モデル「SPシリーズ」に次ぐエアコンの新製品。RP/TPシリーズとも、子供や高齢者が使いやすいよう、リモコンを改良した点が特徴。従来面積比で約1.5倍強となる液晶画面を採用したほか、使用頻度が高い機能は大型のボタンで操作できるようにした。より細かい機能は、カバーを開けて操作する。同社では、子供やお年寄りにも使いやすいとしている。
機能面では、風量と風向を自動制御して部屋をより素早く均一に空調する「おまかせ気流運転」を搭載している。風向きの方向は、リモコンで8パターンから選べる。
さらに両機種で共通して、大風量で素早く冷暖房する「JET運転」と「ワープ運転」を搭載した。「JET運転」では、ジェットエンジンの翼形状設計に使われる数値流体力学を風路設計に応用し、少ない電力で大風量のJET気流を吹き出す。これにより、音や振動を抑えながら、風を部屋の隅々に届けるという。一方「ワープ運転」は、すぐに部屋を冷やしたい、暖めたい時に冷風や温風を吹き出して、素早く室温を変化させる。同社では、「航空機やロケットの製造も手掛ける当社ならではの先端テクノロジー」としている。
このほか、生活シーンに合わせた使い方ができる「プログラムタイマー運転」機能を搭載。「入タイマー」と「切タイマー」を組み合わせて設定可能。一度設定しておくと、毎日同じ時刻に運転および停止するため、切り忘れを防げるという。「停止」ボタンを押せば設定はストップする。
衛生面では、エアコン内部に、花粉やダニの糞、ウイルスなどのアレル物質を捕らえるフィルター「バイオクリアフィルター」を搭載。フィルター付近の温度と湿度を高めてアレル物質の抑制・除菌を促進する「バイオクリア運転」も備えている。また、熱交換器に汚れが付くのを防ぐ「清潔プレート熱交フィン」や、抗菌仕様の「抗菌ファン」、「内部クリーン運転」機能を搭載している。
シリーズ別では、RPシリーズには「フィルター自動清掃」機能を搭載。フィルターの目詰まりを防ぎ、省エネ性を維持するという。
TPシリーズは、6畳向け(2.2kWクラス)の室外機を従来の780×290×540mm(幅×奥行き×高さ)から645×275×540mm(同)へと小型化し、省スペースになるという。