パナソニック、スマホで血圧と脈拍が管理できる手首式血圧計

手首式血圧計「EW-BW53」

 パナソニックは、測定したデータがスマートフォンで管理できる手首式血圧計「EW-BW53」を、10月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。

 スマートフォンと連携する「スマート家電」シリーズの手首式血圧計。専用のアプリケーション「パナソニックスマートアプリ」を使い、Androidスマートフォンで血圧計本体にタッチすることで、血圧と脈拍の測定データが、アプリ上で管理できる。

 測定データはグラフ化が可能で、朝と夜の比較もできる。タッチした日は履歴としてアプリ内のカレンダーに記録される。

 また、測定データをほかの人と共有する「友達リンク」機能も最大10人まで利用可能。遠くで暮らす家族の健康データを見守ることもできる。

使い方は、まずは通常どおり測定する測定後は腕から取り外して、アプリを搭載したスマートフォンをタッチ。本体には90回分のデータが記憶されているため、毎回タッチする必要はない
測定したデータ。体動などエラーが発生したか否かも記録されているグラフ化したところ。朝・昼・晩の測定データが表示されるスマートフォンをタッチした日は、カレンダーに記録されている
「友達リンク」機能を使えば、遠くで暮らす家族の健康データも確認できる

 血圧計本体の機能では、適正な高さで測定できるよう、「新・手くび高さセンサー」を搭載。レベルメーターで手首の高さを視覚化することで、適正な測定位置にわかりやすく誘導し、より正確な測定をサポートするという。

 モニターでは、本体に記憶している全測定値の平均値の表示機能も搭載。測定した血圧値と平均値を同時に表示することで、測定結果が普段よりも高いか低いかをわかりやすく示す。また、液晶はバックライト付きで、数値は高さ12mmの大きな文字で表示する。

本体液晶画面の右端にあるのが「新・高さセンサー」。低いとインジケーターが下に伸び、高いと上に伸びる。ちょうどよいと中央の丸い位置でストップする本体液晶画面では、測定値のほか、これまで測定したデータの平均値も同時に表示される

 このほか、測定データは90回分(1日3回×30日)まで記憶可能。不規則な脈変動を検知すると「脈間隔変動サイン」、腕や体の動きを検知すると「体動マーク」を示して、測定ミスを知らせる。

 本体サイズは、64×89×34mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は121g。電源は単四アルカリ電池2本。測定可能な手首周長は約125×220mm。本体カラーはホワイトとブラック。






(正藤 慶一)

2012年8月22日 00:00