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オムロン、脈拍をリアルタイムで表示し、無理なくジョギングできる脈拍計
(2013/2/5 00:00)
オムロンヘルスケアは、リアルタイムで脈拍を測り、無理なく運動できる脈拍計「オムロン脈拍計 HR-500U」を2月20日より発売する。希望小売価格は14,800円。
運動中の脈拍を測定できるリストバンドタイプの脈拍計。オムロンによれば、近年ジョギングがブームになる一方で、自分の体力やペース配分が分からぬまま走ってケガをしてしまったり、自己流のトレーニングに陥りなかなか結果が出ずに諦めてしまう人がいるという。
新製品は、脈拍を測ることで、自分に合う運動の強さの指標である「運動強度」を算出し、ジョギングなどの運動中にリアルタイムで確認できる点が特徴。ユーザーは運動の目的やレベルに合わせて、運動中に走るペースをコントロールでき、効率的にトレーニングできるという。
本体で測定する「運動強度」は、機器設定時に、「220-年齢」の一般的な計算式から最大脈拍数を設定することで算出。その時点の脈拍が、最大脈拍数の何パーセントに当たるかによって、運動強度を4つのゾーンに分け、運動強度の強い順に「赤/オレンジ/緑/青」の4色で液晶画面の下に表示する。
運動強度はリアルタイムで表示され、運動中に確認して、目的に合わせて体にかかる負荷を調節できる。例えば、「パワー、スピードを高めたい」時は、運動強度レベルが85%以上の「赤」を維持できるように運動すれば良く、また「心肺機能を高めたい」時は同67.5%以上85%未満の「オレンジ」、「脂肪燃焼したい。持久力を向上したい」時は同50%以上67.5%未満の「緑」、「ウォーミングアップ、クールダウンをしたい」時は同50%未満の「青」をそれぞれ目安とし、その色をキープできるように運動すれば良いという。
計測には、新開発の「光電脈波センサー」を搭載。運動中の手首に巻くことで、手首の甲の毛細血管の血流から脈波を測定する。また、ジョギング時のような腕の動きなど を除去するアルゴリズムを開発。加速度センサーによって歩行データを捉えることで、フルマラソンで4時間を切るような速さ(12km/h)で走るジョギン グ時まで、リアルタイムの脈拍数を測定できるという。
使い方は、あらかじめ日付や時刻、身長、体重、性別、年齢を入力しておく。運動開始時に、本体左側面のボタン「ENTERキー」を3秒以上押すと、測定を開始する。
電源には容量100mAhの充電式リチウムイオン電池を採用した。パソコンのUSB経由による充電時間は約2.5時間。満充電時、1日1時間使用した場合の使用可能期間は約8日間。
本体は、付属のリストバンドに取り付けて手首の甲側に巻きつけて使用する。リストバンドは洗える。
本体サイズは43×42×18mm(縦×横×厚さ)、リストバンドのサイズは40×286mm(幅×長さ)。リストバンドを含む本体重量は約35g。メモリは前回値1回分。