アイリスオーヤマ、1万円台から買えるLEDシーリングライト

　アイリスオーヤマは、LEDシーリングライト「ECOLUX(エコルクス)」シリーズの新製品として、「E/P/U/Kシリーズ」24機種を発表した。Eシリーズは発売中で、同社通販ショップでの販売価格は11,800円～29,800円。P/U/Kシリーズは6～7月発売予定で、参考価格は17,800円～34,800円。

■自動省エネや好みの明るさの登録も可能。在宅を装う留守番機能も

　今回発表されたのは、スタンダードな円形デザインの「Pシリーズ」、薄型の「Uシリーズ」、角型の「Kシリーズ」、シンプルな機能の「Eシリーズ」の計4シリーズ。「Eシリーズ」では6/8/12畳用、P/U/Kシリーズでは8/12畳用が用意される。

　P/U/Kシリーズの一部機種では、周囲が明るいとLEDの発光を抑える「エコセンサー」機能を搭載。また、好みの明るさを記憶することで、一度消灯しても再度同じ明るさで点灯する「メモリ点灯」、留守中に自動で点灯・消灯することで在宅を装う「留守番機能」も備えている。留守番機能では、設定時刻にON/OFFするモードのほか、設定時間からランダムに遅れて自動点灯するモードも用意される。

周囲が明るいと、LEDの発光を抑える「エコセンサー」機能を一部機種で搭載

　また、10段階の調光機能は全機種に搭載。暖色～寒色の11段階の調色機能、徐々に暗くなる「おやすみタイマー」は一部の機種で備える。

　このほか、ECOLUXのシーリングライトに共通する使用としては、消費電力1W当たりの発光効率の高さ、工事の簡単さ、虫やホコリが入りにくい密閉形構造があるという。

調光は10段階で可能。全機種に搭載されている	調色は暖色～寒色の11段階に調節できる

アイリスオーヤマは発光効率に優れたLEDチップを搭載することで、消費電力1W当たりの発光効率が高いという

　今後についてはE/P/U/Kシリーズのほか、「全面発光タイプ」「木枠調タイプ」「和風/洋風タイプ」などデザイン展開、「4.5/10/14畳用」のサイズ展開も図っていくという。

■節電需要に対応するため、中国・大連と佐賀で生産

　同社ではさらに、LEDシーリングライトの品揃えを、年内に現在の13機種から約5倍の70機種へ拡大すると発表した。

　同社によると、LEDシーリングライト市場は、新規メーカーの参入やモデル数の増加、売り場の拡大に伴い、急速に拡大しているという。また、東京電力の家庭向け電気料金の引き上げの発表や、原子力発電所の停止による関西・九州を中心とした節電要請などで、夏に向けて節電需要が高まることを予想している。

　アイリスオーヤマでは、この節電需要に対応するため、中国・大連の自社工場の生産ラインを順次増設。同社が最初にLEDシーリングライトを発売した2011年11月と比べると、5月1日時点で約5倍の生産ができる体制を整えたという。また今年10月には、国内では初となる鳥栖第二工場での生産も予定。国内外で月産16万2千台の生産体制になるという。

　また、中国と日本の2カ所を拠点とすることで、中国・大連に一極集中していた生産体制の分散し、リードタイム(作業に着手してから完成するまでの時間)を約2週間短縮できるという。