三菱重工、エアコンの省エネ性能について「カタログ通り」と発表

~消費者庁の指摘を受け公開

 三菱重工は、同社のエアコンにおける省エネ性能表示について、すべてカタログに記載された通りの性能を有していることを発表した。三菱重工を含むエアコンメーカー11社は、7月に消費者庁より、省エネ性能に関する表記に問題があると指摘されていた。

 消費者庁によれば、メーカー各社が2007年~2008年頃までに行なった省エネ試験において、一定時間経過後も設定温度に到達しない場合に風量が強まる「風量操作」という仕様を用いて、その強い風量の条件で消費電力を測定していたという。エアコンは冷房能力が一定の場合、風量が強まるほど消費電力が小さくなる性質があり、メーカーは消費者が通常知りえない風量操作を用いて、消費電力を少なく見せていたとしている。消費者庁はエアコンメーカーに対し、該当商品の品番などをホームページで公開を要請。全社が型番の公開に応じるとしていた。

 三菱重工では、同社の省エネ性能表示について、JIS規格に基づいた試験方法により性能試験が行なわれ、カタログなどに表示された通りの性能を有していることを発表。一部の製品においては、省エネ性能表示について「性能試験方法が消費者の皆様にややわかりにくいものになっていた可能性がございます」としながらも、風量の変化が収まり、エアコンの運転が安定した状態で性能試験を行なっているとしている。なお同社では、風量を増しながら安定運転へ至る製品の検索ページを公開している。

 消費者庁より、三菱重工と同様の指摘を受けているエアコンメーカーは、コロナ、三洋電機、シャープ、ダイキン工業、長府製作所、東芝ホームアプライアンス、パナソニック、日立アプライアンス、富士通ゼネラル、三菱電機の合計11社。






(正藤 慶一)

2011年10月31日 18:08