象印、ワンタッチでフタが開くステンレスマグの小容量モデル

「ステンレスマグ『TUFF(タフ)』 SM-PA」シリーズ

 象印マホービンは、ワンタッチでフタが開く小容量モデルの「ステンレスマグ『TUFF(タフ)』 SM-PA」シリーズを9月1日より発売する。希望小売価格は容量0.2LのSM-PA20が5,250円、容量0.3LのSM-PA30が5,460円、容量0.34LのSM-PA34が5,775円。

 “いつでもどこでも手軽に水分補給”をコンセプトに、片手でフタを開けて、直接口をつけて飲める点が特徴のステンレスボトル。スライドを横に動かしてロックを解除し、ボタンを押すとワンタッチでフタが開く。

 今回発売するSM-PAシリーズは、0.2L、0.3L、0.34Lという小容量タイプになる。0.34Lタイプについて同社では「スリムな本体が良いが0.3Lでは足りない」という要望に応えたとしている。

 本体は軽量でコンパクトにするため、同社独自の「SLiT」設計を導入することで、真空層を約1mmまで薄くした。手軽に持ち運びしやすいため、オフィスや外出時など、さまざまなシーンで使えるとしている。

 保温・保冷の面では、「ステンレス真空2重構造」を採用。温かい飲み物は温かいまま、冷たい飲み物は冷たいまま、飲みごろの温度を長時間キープするとしている。

 このほかの機能では、机の上の大切な書類などに水滴が飛び散るのを防ぐ「飛び散り抑制機構」や、飲み物がスムーズに出てくる「エアーベント構造飲み口」、冷たい飲み物を入れても結露しにくい「結露抑制構造」などの機能を採用している。

 手入れの面では、本体は丸洗いできるほか、せんも分解して洗うことができる。また、本体の内面にはフッ素コートを施し、茶しぶやコーヒーの色・ニオイが残りにくいという。

 本体サイズは、SM-PA20が60×65×150mm(幅×奥行き×高さ)。重量は0.15kg。口径は約30mm。本体カラーは、SM-PA20/30がピンクとシルバー。SM-PA34はディープブルーとシルバーを揃える。

 なお同社では、タイ中部のチャチューンサオ県バンパコンに、ステンレス魔法瓶の新工場を建設することを発表した。国内外の需要の拡大に対応すべく、生産能力の増強を目的としている。2014年度には既存工場と合わせて、現在の2倍となる年間最大約1,500万本を生産する予定としている。






(小林 樹)

2011年8月5日 00:00