NEDO、メガソーラーの建設と運用に向けたガイドブックを無償公開

~稚内と北杜における実証実験のノウハウを集約

 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は7月28日、「大規模太陽光発電システム導入の手引書」をWebサイトで無償公開した。ファイル形式はPDFで、ページ数は165ページ。

 NEDOが、北海道稚内市の「稚内サイト」と山梨県北杜市の「北杜サイト」の2カ所の大規模太陽光発電施設の運用結果を基に、設計/施工/検査/運用までの一連の手順やスケジュールなどのノウハウを集約した。

 「大規模太陽光発電システム導入の手引書」の内容は多岐にわたっており、ソーラーパネルや架台などの技術面だけではなく、法令関係や環境アセスメントにも触れられている。メガソーラーを計画している企業や自治体などにとって、一読すべきガイドブックとなっている。さらに詳細な内容が公開されることも期待したい。

 なお、稚内サイトおよび北杜サイトは、2006年から5年間の委託研究期間を終え、NEDOから稚内市と北杜市に譲渡されている。

稚内サイト全景北杜サイト全景





(伊達 浩二)

2011年8月4日 00:00