富士通ゼネラル、小型化し加湿機能を追加した脱臭機
「PLAZION DAS-303W」

脱臭機「PLAZION(プラズィオン) DAS-303W

 富士通ゼネラルは、本体を小型化し、加湿機能を搭載した家庭用脱臭機「PLAZION(プラズィオン) DAS-303W」を、8月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。

 脱臭の適用床面積が20畳までの家庭用脱臭機。前年モデル「DAS-301V」と比べると、本体を小型化した点、加湿機能を搭載した点が特徴となる。

 本体サイズの小型化については、脱臭フィルターの触媒を高密度化するなど、内部の構造を変更。本体の幅と奥行きは従来機種と同サイズながら、高さは従来比約30%カットとなる44cmとした(本体サイズは290×270×440mm[幅×奥行き×高さ])。同社では、キッチンカウンターや出窓の上などにも設置できるとしている。

本体サイズを従来よりも小型化。キッチンカウンター(左)や出窓の上(右)にも設置できるという

加湿機能の構造。水車で水を汲み上げる“水車吸水構造”を採用している

 加湿きには「気化式」を採用。水車で水を汲み上げて加湿フィルターに水を浸透させる“水車給水構造”のため、フィルターが水に浸からず、また脱臭時に使用するオゾンを加湿フィルターに吹きかけることで、内部構造を清潔に保てるという。加湿の適用床面積は12畳まで(プレハブ洋室の場合)。

 脱臭機能では、従来に引き続いて「トリプル脱臭」構造を採用。タバコやペット臭といった高濃度臭気は、脱臭フィルター「金属酸化触媒ハニカムフィルター」によって除去分解され、低濃度の臭気は「UVデオドラントユニット」の紫外線が生成するオゾンにより酸化分解される。さらに、UVデオドラントユニットで生成された低濃度のオゾンを部屋に放出することで、カーテンやカーペット、家具などに染みついたニオイを直接分解するという。なお、部屋に放出されるオゾンの濃度は最大0.03ppmで、時間の経過とともに酸素に戻るという。

 また、金属酸化触媒ハニカムフィルターは、約24時間に1回、本体内のヒーターユニットで加熱され、脱臭性能が自動的に再生する「脱臭フィルターオートクリーン」仕様になっている。これにより、10年間フィルターの交換や掃除をしなくても、性能は本来の90%以上を維持することができるという。

 このほか、プラズマイオンの放出機能も搭載。低濃度オゾンとの相乗効果により、空中に浮遊するウイルスや、繊維に付着した菌を抑制できるという。

 重量は7.4kg。消費電力は、弱運転時が9W、脱臭フィルターオートクリーン時が50W。1時間当たりの加湿量は430ml。

本体には「トリプル脱臭」を採用。【1】脱臭フィルター、【2】UVランプ、【3】低濃度オゾンの放出という3つの脱臭機能を備えているプラズマイオン放出(左)とUV照射(右)により、ウイルスの抑制効果もあるという





(正藤 慶一)

2010年8月11日 14:54