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だしの香り楽しむには水道水より浄水が有効? LIXIL研究

水道水より浄水を使ったほうがだし本来の香りを楽しめるという

LIXIL(リクシル)は、浄水で調製した顆粒だしは、水道水で調整したものよりも不快臭が少ないことを発見したと、9月30日に発表した。

同社は浄水の機能研究において、水道水で顆粒だしを調製すると、水道水中の残留塩素が不快臭の原因物質と言われるアルデヒド類を生成することを発見。一方、残留塩素を除去した浄水で調製した顆粒だしは、アルデヒド類由来の不快な臭いを抑えることができ、だし本来の香りを楽しめることが明らかになったという。

浄水で調整した顆粒だしは不快な臭いを抑えられる

本研究では、水道水および浄水で、鶏ガラ、かつお、こんぶの3種類の顆粒だしからそれぞれ調製しただしの香気成分を網羅的に比較。その結果、顆粒だしの種類によって増加する成分の種類や量が異なり、今回使用した3種類では鶏ガラで浄水の有用性がもっとも顕著になったという。また一方で、顆粒だし本来の香気成分には違いが見られなかったとする。

今回使用した3種類では、鶏ガラが最も水道水の影響が顕著に見られた。このことから浄水が有用とする

同社は本研究により、残留塩素を除去した浄水で調製した顆粒だしは、水道水よりも不快臭が少ないことが明らかとなり、だし本来の香りを楽しむにあたっての浄水の有用性が示されたとする。また今回得た知見を、水の価値をさらに高める浄水技術の開発に活かし、誰もが願う豊かで快適な住まいの実現に向けて貢献するとしている。