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“伸びる”ブラシのロボット掃除機Roborock モップ自動洗浄乾燥
2024年8月2日 11:05
Beijing Roborock TechnologyとSB C&Sは、水拭きモップの自動洗浄・乾燥に対応したロボット掃除機「Roborock S8 MaxV Ultra」を8月23日にヤマダデンキ、ヤマダウェブコムで発売。8月1日より予約受付を開始する。店頭予想価格は307,780円。
ゴミの自動収集に加え、水拭きモップの洗浄・乾燥、洗剤自動投入、本体への給水も行なう5way全自動ドックを搭載したロボット掃除機。部屋の隅に向かって自動で伸びるサイドブラシを搭載し、これまでロボット掃除機が苦手といわれていた部屋の隅の掃除まで重視した。
部屋の隅を検知し、自動で伸縮するサイドブラシを搭載。従来のブラシではアプローチしづらかった隅に溜まったゴミもしっかりかき出すという。さらに振動式の水拭きモップに加え、回転式の「壁キワ用モップ」を新搭載。壁際1.68mmまで届き、隅々まで水拭きできるとする。
水拭き時はメインの水拭きモップが最大毎分4,000回振動。さらに加重することで、皮脂や乾いてこびり付いた頑固な汚れもキレイに拭き上げるとする。水拭き中にカーペットを検知すると水拭きモップと壁キワ用モップを20mm持ち上げるリフトアップ機能を搭載。また水拭きのみの運転時やドックに戻る際は、汚れの広がりを防ぐためにメインブラシを持ち上げる。
吸引力は従来の6,000Paから大幅にアップした10,000Pa。2本のラバー製ブラシとの組み合わせにより、微細なハウスダストからカーペットの奥に潜んだ髪の毛までかき出して吸引。メインブラシカバー内部にはカッターを備えているため、髪の毛も絡まりにくいという。
物体認識・回避機能も進化。顔認証技術の原理を応用した3Dストラクチャードライトとカメラに加え、画像から物体の特徴を捉えるRGBカメラを搭載。床上にある物体をAIが瞬時に分析し、位置や種類を特定して回避するとしている。認識できる物体は最大73種類で、アプリのマップ上にアイコンで表示される。なお、LEDライトを搭載しているため、暗い部屋でも認識・回避が可能。
5way全自動ドックでは、水拭きモップを最高60℃の温水と洗剤で洗浄。細菌を99.99%除去するという。洗浄後のモップは温風で乾燥させる。本体への自動給水にも対応。
床拭き時およびモップ洗浄時に使用する洗剤の自動投入にも対応。容量580mlのタンクに洗剤を入れておけば、自動で必要量を清水タンクに投入する。洗剤補充の目安は約3カ月に1回。
ドックには紙パックを備えており、ロボット掃除機本体が集めたゴミを回収し、60日分のゴミを溜めておけるという。就寝中など騒音が気になる時間帯はゴミ収集をしないといった設定も可能。ドックを含む本体サイズは409×419×470mm(幅×奥行き×高さ)。
新たに、スマートスピーカーがなくても使える「インテリジェント音声アシスタント」機能を搭載。本体に直接「ハロー ロッキー」と声をかけるだけで、掃除の開始や掃除モードの変更などができる。Amazon Alexa、Google アシスタント、Siriショートカットなどを通じた音声操作にも対応。
本体搭載のカメラを活用し、アプリ上で室内の見守りと双方向通話が可能。プライバシーに関しては、「ユーザーセキュリティー保護のためのTUV認証」を取得しているため、安心して利用可能としている。
ペットと暮らす人のためにうれしい機能も。掃除中にペットを見つけると写真を撮影するスナップ機能や、本体が動き回ってペットの居場所を見つける機能を搭載。また、掃除中にペットを認識した際には、しっぽなどが絡まないように避けたうえでブラシの回転を停止させるという。
このほかのモデルとして、吸引力が8,000Paで、見守り&双方向通話やインテリジェント音声アシスタント機能を省いた「S8 Max Ultra」、ドックは自動ゴミ収集機能のみで吸引力5,500Paの「Q8 Max+」を8月下旬に発売。店頭予想価格は順に285,780円、142,780円。
Roborockの“レジェンドサポーター”である土田晃之さんは「Roborock S8 MaxV Ultra」に対して「本当に賢くなっている。最終形態に近い」と完成度の高さを絶賛。また3年前に購入したRoborock製品を愛用しているという若槻千夏さんは、新製品の進化ポイントを家族にプレゼンしたいとのことで「お家に招く日は近いですね」とコメントした。