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りんごをまるごと粉砕! 刃がナナメのタイガー新型ミキサーを見てきた

りんごを丸ごと入れられるほどパワフルなミキサー

タイガー魔法瓶が7月23日に発売する「斜め型ミキサー TIGER EDGE SLB-A100」。りんごやアボカド(種や芯は取り除いた)を丸ごと粉砕できる高い切削力を体験してきたので紹介したい。なお価格はオープンプライスで、店頭予想価格は49,800円。容量は1,000ml。

コロナ禍の巣ごもり需要で好調だったミキサー市場だが、その後は反動で市場全体の売り上げが落ち込んでいるのが現状。そんな中、2024年4月にファミリーマートが発売したGREEN SPOON監修の「1日分の野菜・フルーツが摂れるスムージー」が1カ月で完売したほか、セブン-イレブンの「お店で作るスムージー」が2月に3,400万杯を突破するなど、野菜や果物を手軽に、美味しく摂取する動きがトレンドとなっている。

同社 回転機ブランドマネージャー 土井直樹さんは「野菜や果物を効率的に摂取できるミキサーは、栄養改善にとって重要なアイテムである」とし、「フードロスも社会課題として顕在化している中、丸ごと粉砕できる高性能ミキサーの提案は、1つの“解”になると考えている」とコメントした。

同社 回転機ブランドマネージャー 土井直樹さん
斜め型ミキサー TIGER EDGE SLB-A100

新製品の最大の特徴は、刃の設置角度が45度であること。斜めの構造にすることで、食材がカッターに当たりやすくなり、高い切削力を実現した。また上下を巻き込む水流が食材をカッター方向に向かって流してくれるため、食材が満遍なくカッターに触れ、削り残しを軽減するという。

3方向の水流を生み出し、食材がカッターに向かうようにした

りんごを1個丸ごと粉砕できるほどの高い切削力を備えているため、食材をほとんど切らずにそのまま投入することが可能。食材の下準備が不要で時短に、かつ皮などの栄養を余すことなく摂取できるため、フードロス削減にも貢献する。

実際に会場で作られたスムージーを試飲したところ、滑らかな舌触りで、食感も細かな繊維感くらいしか感じられないほど。りんご丸々1個のほか、冷凍フルーツや市販の氷も使っていたにも関わらず、全てが見事に粉砕され、一体となっていた。

試飲したマンゴーラッシーシェイク

りんごを丸ごと砕くパワフルさを備える本製品だが、消費電力は410Wとそこまで高いわけではない。斜めの構造のほか、刃の厚さを従来品の1.5倍にしたことで、従来のミキサーでは禁止されていることもあるような冷凍フルーツや市販の氷(3cm角未満)を解凍することなく調理可能としている。

刃の厚さが従来品の1.5倍に

回転速度は10段階。高い切削力により、これまでは不可能だった低速度での攪拌を実現。速度1では食感を残したトマトソースであったり、速度10では滑らかなポタージュなど、料理に合わせて速度を使い分けることができる。さらに食感を残す「PULSE(パルス)」も備える。

操作部。回転速度は10段階+PULSE(パルス)で調整できる

着脱は横にスライドするだけで簡単。カップとフタが食器洗い乾燥機に対応するほか、刃が付いたカッター台が取り外せて手入れがラクとする。手入れがラクだと使用のハードルが下がるため、毎日「TIGER EDGE SLB-A100」でスムージーなどを作ることができそうだ。

横にスライドして着脱
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