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初夏にエアコン節電するには? パナが伝授
2024年5月23日 10:05
パナソニックは、エアコンを所有している全国の20~60代の男女555名にアンケート調査を行なった。あわせて、エアコンの節電方法をパナソニックのエアーマイスター・福田風子さんが解説している。
さらに同社エアコン専用の「エオリアアプリ」に接続したエオリアユーザーの利用データをもとに、今年の「エアコン冷房利用率ランキング」を作成。今シーズン既に一度でもエアコンを利用したユーザーの割合を表すエアコン冷房累計利用率を算出し、全国47都道府県で比較したところ、4月末時点での利用率は、47都道府県全てで昨年同時期の利用率を上回ったことが分かった。
5月20日時点でのエアコン冷房累計利用率は、九州・沖縄地方の利用率が高く、続いて関東地方の利用率が高い傾向にあるとのこと。同率7位の茨城県・埼玉県・千葉県・東京都では4割近い38%がエアコン冷房を利用開始しており、いずれも4月末時点から8~10%利用率が伸びているという。
また2024年5月分をもって政府による電気代補助が終了するが、アンケート結果からは、81%が家計への負担を感じていることが浮き彫りになった。77%は節電意向があり、そのうち43%がエアコンの冷房利用を我慢したいと回答している。
パナソニックのエアーマイスター・福田風子さんによると、夏本番前のこの季節の節電術として、送風運転の活用がおすすめという。
送風運転は冷房運転と比較すると消費電力が小さく、1時間の電気代は約0.4円(消費電力量約12Wh。電力料金めやす単価31円/kWhで計算した場合)。
例えば「気流」つまり風速をコントロールすると体感温度は変化するが、扇風機の「中」程度の風速である1m/秒風速が上がると、体感温度は約1~2℃程度下がるため、送風運転でエアコンの風向きを調節することで、冷房を使わずに体感温度を下げ、快適に過ごせる場合があるという。
ただし、暑さの厳しい日には冷房を使用することを推奨。その際も設定温度を1℃上げ、かつ風量を上げることで体感温度を変えずに約13%の節電ができるとする。