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ペットにフードをあげ過ぎない家電 エレコムから

ペット用自動給餌器の2ボウルタイプ(6L)「PET-AF02BK」

エレコムは、ペット家電市場に参入。第1弾として「自動給餌器」「自動給水器」「ペット用フードスケール」を、1月中旬より発売する。店頭予想価格は、自動給餌器の1匹用(1ボウル/4L)が7,580円、2匹用(2ボウル/6L)が8,580円。自動給水器が5,480円。フードスケールが2,479円。

エレコムのグループ会社であるDXアンテナは、さくらインターネット社との連携でクラウド録画サービス「Antenna-eye(アンテナ アイ)」を2023年3月より提供しており、防犯に加えペットの見守りも行なえる。今後はこのサービス以外でもペットオーナーに向けた製品を展開することを目的に、ペット家電市場へ参入した。コロナ禍を経てペットオーナーが増えた一方、ペット家電は国内メーカーがまだ少なく、これからも市場が伸長すると見ている。第1弾は食をテーマとした3製品を展開する。

PC/スマホ周辺機器や、AV家電などで既にAC充電器やUSBケーブル、PCB電子基板などを数多く扱っているエレコムは、ペット家電においても同等レベルの品質管理や製品評価基準で開発するという。

新製品ラインナップ。ECサイトを中心にホームセンターや一部の家電量販店などでも販売

早食いも防げる自動給餌器 留守でもオーナーの声で食事を通知

ペット用自動給餌器の1ボウルタイプ(4L)「PET-AF01BK(右)/WH(左)」

決まった時間に決まった量のペットフードをあげられる自動給餌器。1ボウルタイプ(4L)の「PET-AF01BK/WH」と2ボウルタイプ(6L)の「PET-AF02BK/WH」があり、複数のペットにも同時に給餌できる。電源は付属するUSB-ACアダプター経由のほか、別売の単三形アルカリ電池4本でも動作する。

旅行や帰りが遅い日などの外出中もフードを出せるように、給餌の時間や量、回数を細かく設定でき、食事の管理をしやすくなっている。提供できる回数は1日最大6回で、量は1回で最大約140g。1回の量を少なくして複数回に分けることで、早食いの防止にも役立てられる。

量を細かく設定できる

留守番中もペットオーナーの声でご飯の時間を知らせることができるように、最大10秒間の音声録音機能を備える。

フードケースは、残量がひと目でわかるように半透明となっている。フタにストッパーがついており、もし転倒してもフードがこぼれにくい構造にした。ロック機能も備える。フードボウルの材質はステンレス。

ドライフードを湿気から守るためにシリカゲル乾燥剤も付属。蓋の裏側の専用ポケットにセットできる。交換用の乾燥剤も別売で用意する。

本体サイズと重量は、1ボウルが約213×192×281.5mm(幅×奥行き×高さ/フードボウル部を除く)、約1.4kg。2ボウルが約213×192×326.5mm(同)、約1.6kg。カラーは1ボウルと2ボウルそれぞれにホワイトとブラックを用意する。

静音設計の自動給水器「サイレントアクア」

自動給水器「サイレントアクア PET-WD01WH」

「サイレントアクア PET-WD01WH」は、音に敏感なペットに配慮した静音設計の自動給水器。ポンプが水タンクに接触しない構造で振動音を抑え、本体から30cmの近距離でも16.6dB、2m以上離れた場所では8dB以下を実現した。最大容量は約2L。

ポンプが水タンクに接触しない構造により静音化

高密度3層構造のフィルターを採用。高密度不織布フィルターでペットの食べカスやホコリ、被毛をキャッチしてろ過して清潔な状態を保ち、イオン交換樹脂層で、水道水に残るカルシウムとマグネシウムを除去。水道水を約70%軟水化する。ヤシ殻活性炭層で、水道水に残るカルキ臭を吸着してクセがなく飲みやすい水にすることで水分補給しやすくなり、犬や猫の下部尿路の健康維持のサポートにつながるという。

水がこぼれ落ちて給水するシャワータイプで、アタッチメントの位置と高さによって、やさしく流れ落ちる水からこぼれ落ちる水まで4つの水流モードから選べる。下部のタンクには飲んだ量がひと目で分かる水量チェック窓付きで、体調の変化に気づきやすくしている。残量が限界水量ラインを下回ると赤色のライトが点灯して知らせる。

水流は4パターン

電源はACアダプターを使用。本体サイズは約204×191×154mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.6kg。別売で交換用のポンプ、交換用軟水化フィルター、交換用給電ケーブルも用意する。

重量からカロリー計算できるペット用フードスケール

ペット用フードスケール PET-KSA02WH

「PET-KSA02WH」は、肥満が気になるペットの食事管理に活用できるカロリー計量機能が付いた、ペット用キッチンスケール。フードローテーションに使えるほか、多頭飼いの家にも適しているという。計量範囲は0~3,000g。

複数種類のフードやおやつを計量でき、好みのフードを最大3件まで、100gあたりのカロリー(kcal)、たんぱく質(g)、脂質(g)を登録できる。カロリーなどの計算は、与えるペットフードやおやつのパッケージなどに表示された数値をあらかじめ手動入力しておき、それを元に計算する。

重量からカロリーやたんぱく質、脂質をg単位で表示

表示はバックライト付きで、暗い場所でも見やすくしている。電源は単四形乾電池3本。無操作で約2分間経過すると自動で電源をオフにする。収納時に壁掛けできるフックも備える。

本体サイズは約120×170×30mm(幅×奥行き×高さ)、電池を除く重量は約230g。

バックライト付きのディスプレイ