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「朝の5分だけ」毎日運動を続けられる心拍計リストバンドがissinから
2023年9月5日 18:30
issinは、リストバンド型のヘルスケアデバイスを装着して運動を習慣化できる「Smart 5min.(スマートファイブミニッツ)」を発表した。Makuakeで10月下旬に販売開始予定で、デバイスの価格は7,000~8,000円前後を想定。利用者向けに、毎朝5分間だけで続けやすい運動コンテンツを無料で提供する。
同社が9月5日に発表したヘルスケア新サービス&デバイスの一つとして明らかにしたもので、心拍数(脈拍)を測るシンプルなデバイスと、エクササイズ映像の配信を組み合わせたもの。
このほかにもissinからは、専属コーチのアドバイスやAIの活用により、無理なく体重管理を続けられるという「スタイルアッププログラム」を法人向けサービスとして9月より提供する。
朝5分だけ続けるオンラインエクササイズ
Smart 5min.は、忙しくて運動の時間が取れない人向けに、「朝の5分間」だけで運動習慣が定着するという心拍数連動のオンラインエクササイズサービス。朝に運動をとり入れることで、基礎代謝アップや便秘解消、集中力アップ、睡眠の質アップなどを目指す。組み合わせて使うデバイスは、心拍計付きのBluetooth搭載リストバンドと、スマホ用スタンド。
issinは、入浴後に乗るだけで体重を測ってスマホで情報を管理できる「スマートバスマット」(16,980円)を最初のプロダクトとして2022年11月より展開しており、現在は18,000を超えるユーザーを持つ。入浴時の自然な行動で体重もついでに測れることから、週1回以上測定の継続率は90%と高いのが特徴。さらに発売後のアップデートにより、体重の目標達成予定日や、達成後のリバウンド傾向などをAIで予測する機能も追加されている。
スマートバスマットのユーザーに運動実施頻度についてアンケートした(有効回答数827人)ところ、週0回が35.2%、週1~2回が36%であり、約7割が運動の機会が少ないことが判明。運動習慣が維持できない理由について53.8%が「モチベーションが続かない」、34.8%が「時間が無い」と答えていた。
そこで、新サービスのSmart 5min.は、多くの人が続けやすいように、朝の5分間だけを運動にあてることで習慣になるような形を目指して開発された。毎朝自宅からオンラインで参加でき、5分間で最大心拍数ゾーンに到達する高強度インターバルトレーニング(HIIT/ヒート)を採用。専用の心拍数計測デバイスを手首に装着して運動することで、オンラインで参加者同士の心拍数ゾーンを可視化して共有でき、⼀体感を生み出してモチベーションの向上を図れる。
エクササイズの映像はスマホで確認しながら行ない、自身のカメラはオフで参加できる。具体的な運動プログラムの詳細は、今後専門家などと協力して決定していく。
リストバンド型のデバイスで常に心拍数を把握することで、その人に適した強度のプログラムで無理なく運動を続けられることを目指している。エクササイズ中はトレーナーからの励ましの声も届き、一緒に運動するユーザーたちとの一体感と、続けるモチベーションも生まれるという。
issinの程涛 代表取締役CEOは、朝の5分間に運動することについて「運動する時間がない、モチベーションが続かない人も、現代人は朝起きてスマホを取りに行くんです。このスタンド(Smart 5min.のデバイスとサービス)で、運動のきっかけを作りたい」と語る。
デバイスとしてだけ見ると、心拍数を測れることに絞ったもので、他の高機能なスマートウォッチや活動量計と比べるとシンプルなもの。しかし、かつて照明型プロジェクターの「popIn Aladdin」をヒットさせ、ハードウェアとコンテンツが密に連携する体験の重要性を示した程CEOの新プロダクトだけに、これから提供されるプログラムの充実については期待が持てそうだ。
前述したスマートバスマットとSmart 5min.のアプリ間での連携機能はないが、同じアカウントでログインは可能。当初法人向けサービスとして展開する「スタイルアッププログラム」のLINE画面から、スマートバスマットとSmart 5min.へのデータ連携が可能となる予定。