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ヤンマーからラジコン草刈機。45度の斜面も走れる
2023年7月4日 07:30
ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーアグリは、離れたところから作業ができるラジコン草刈機「YW500RC」を、7月1日に発売した。価格は1,628,000円。なお、2023年度は台数限定のモニター販売となる。
送信機による遠隔操作で草刈作業ができる小型クラスのラジコン草刈機。2サイクル80ccガソリンエンジンを搭載し、刈取部はエンジン駆動、走行部はモータ駆動のハイブリッド式を採用した。
走行部にはクローラを装備し、機体の重心を低くすることで、最大45度までの急斜面で作業が可能としている。また作業中に大きく負荷がかかった場合は「快速制御」により自動的に車速を落とし、負荷が小さくなると元の速度まで復帰するという。
送信機側で各種操作ができるため、オペレータは本機から離れたところから安全に草刈作業のコントロールが可能。「最高速度設定ダイヤル」で、ほ場や作業者の条件に合わせて最高速度をつまみ一つで調整できるほか、傾斜地で使用する際は「直進調整ダイヤル」を回すことで、左右のクローラの回転数を調整し直進をアシストする。
また刈高さを調整する際は機体に近づくことなく、送信機で「低/中/高」の3段階(作業後の草丈30～80mm)に調整できる。
送信機画面に機体の前後左右方向の角度が表示されるため、手元の送信機で斜面角度を確認しながら作業でき、左右傾斜角は45/40/30度の3段階で警報の設定が可能。設定以上の角度になると、機体が一旦停止して警告ランプとブザーで知らせるため、傾斜角度を気にすることなく作業に集中できるという。
機体にはボンネット一体型のガードパイプを装備し、万一転倒した場合でも主要部を破損から守る。機体側には旋回と前後進ができる「緊急走行レバー」を備え、送信機が手元にない場合でも機体を直接操作し、その場から移動可能としている。
本体サイズは1,175×870×630mm(全長×全幅×全高)。重さは155kg。作業速度は最大0.6m/秒。刈幅は500ｍm。燃料タンク容量は1.8L。
