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猛暑も節電しながら快適に。エアコンの上手な使い方5つ

エアコンの上手な使い方を5つ紹介

ダイキンは、節電も意識しながら快適で健康的に過ごすための「上手なエアコンの使い方」について解説している。本格的な猛暑が到来する8月以降の時期は、猛暑日だけでなく、熱帯夜にも注意しながらエアコンを積極的に使って、熱中症のリスクから身を守ることを心掛けてほしいと呼びかけている。

2週間に1回のフィルター掃除がおすすめ

エアコンの冷房運転は、室内機が周囲の空気を吸い込み、室内機の中で冷やしてから室内に戻すことで室温をコントロールしている。室内機の中にあるフィルターにホコリが堆積すると冷房能力が弱まり、無駄な電力の消費につながるという。そのため2週間に1回のフィルター掃除を推奨している。なお、フィルターを1年間掃除しないと、約25%の電気代がアップする場合も。

フィルター掃除の有無による消費電力の比較

室外機周辺の空気の流れを確保する

室外機の吸込口や吹出口がふさがれるとエアコンに負荷がかかり、運転効率が下がることで無駄な電力の消費につながるという。室外機にはカバーをかけたり、室外機の周辺に荷物を置いたりせず、室外機周辺の風の流れを妨げないように注意する。

また室外機周辺が高温になった場合も、エアコンの運転効率が下がることがあるという。直射日光で室外機の周辺が熱くなってしまう場合は、日影が作れて風通しも良い「よしず」などを、室外機から1mほど離れたところに立て掛けることも効果的としている。

室外機周辺には物を置かないようにする

空気を撹拌して「温度ムラ」を抑える

夏場の室内では、天井付近と床付近の空気の温度に差が出る「温度ムラ」が起こりやすい。冷房運転時に温度ムラができていると、エアコンが「室内はまだ設定温度に達していない」と判断し、人が暮らす床付近は十分涼しくなっていても必要以上に運転をする場合があるという。そのためエアコンの風向を水平にしたり、扇風機などを使って室内の空気を撹拌したりするなど、温度ムラを抑える工夫を行なうのがおすすめとしている。

温度ムラを抑えることで節電につながる

節電のためには風量「自動」が正解

ファンの回転音が静かで節電のイメージのある微風や弱風は、風量が少ないと設定温度にするまでに時間がかかり、その分、無駄な電気代がかかることもあるという。そのためエアコンの風量は「自動」に設定しておくことで、効率的に運転できるとしている。

風量は自動運転が効果的

30分程度の外出や換気時は「つけっぱなし」

エアコンは電源を入れてすぐの時など、設定温度をめざして室温を大きく変化させているときに多くの電力を消費する。一方、設定温度に到達後、室温を維持するための電力は少なめ。そのため30分程度の外出であれば、エアコンを切るよりも、つけっぱなしにしておいた方が消費電力を抑えられるという。

また定期的な窓開け換気をする場合も、エアコンはつけっぱなしにしておくことを推奨している。同社が行なった実験では、30分に5分の窓開け換気のたびにエアコンの電源をこまめにオン/オフするよりも、エアコンをつけっぱなしにした方が、電気代は1日約45.7円低くなったという。

こまめなオン/オフより「つけっぱなし」がおすすめ