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ヤンマー、家庭菜園にも使えるミニ耕うん機
2022年6月16日 06:30
ヤンマーアグリは、コンパクトで取り回しやすいミニ耕うん機「YK301QTシリーズ」を、7月1日に発売する。ラインナップは、「標準仕様」の「YK301QT」などの3機種、後進・旋回がしやすい「握るとバック仕様」の「YK301QT-B」などの3機種、前進2速のほか後進もでき、低振動爪を装備した「デラックス仕様」の「YK301QT-D」など3機種。価格は107,800円〜176,000円。
3.0馬力エンジンを搭載し、広さ50坪までに適したミニ耕うん機。主に家庭菜園を営む農家や土地を所有する農家(ホビー農家)の利用を想定する。機体がコンパクトで、従来機比で3kg軽量化(標準仕様の場合)。ハンドルを折りたたむことで車載が可能で、収納時に場所を取らないとする。
左手のクラッチレバーを握るだけで作業がスタートし、離すとストップする。新たに、軽い力で握れるクラッチレバーを採用し、握った時に力を入れやすく、長時間の作業でも疲れにくい形状のユニバーサルグリップを装備する。
「握るとバック」は、「YK301QT-B」と「YK301QT-D」シリーズなどが搭載する。右手のレバーを握ると、ギアがバックに切り替わりエンジン回転を低速に落とす。その状態でクラッチを握れば、ゆっくりとバックする仕様。田や畑の端などの狭い場所での旋回や方向転換などで、取り回しの良さを発揮するという。
また、ほとんどの機種の機体後部に取り付けられた「簡易フリフリ抵抗棒」は、抵抗棒が左右に動くので、隣接耕うんの際の方向調整を容易にする。
「YK301QT」、「YK301QT-B」、「YK301QT-D」の3シリーズのラインナップに用意された「UT」仕様では、「うね立て移動輪301QT」を標準装備。抵抗棒とうね立て器、移動輪がセットになっているため、耕うん/うね立て/移動が、1台で可能になる。また、耕うん用のローターの他、丸うねや台形うねが立てられる培土器や整地、除草、あぜ切りができる各種アタッチメントに対応する。