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ガソリンやLPガスで発電できる、インバーター発電機

インバーター発電機「DK3000iSDF」

MK JAPANは、EENOUR(イーノウ)のインバーター発電機「DK3000iSDF」と「DK3000iS」を、5月24日に発売した。Amazonでの価格は順に、239,900円、129,900円。

「DK3000iSDF」は、燃料として無鉛レギュラーガソリンまたはLPガスを使用できる。同社は、普段から使っているLPガスを災害時に転用でき、燃料調達の手間がないとしている。また、LPガスは災害発生時にガスの供給が遮断された場合も、個別に調査・点検を行なうことで都市ガスや系統電力に比べて早く復旧できるとする。

LPガスを燃料として使用可能
ガソリンとLPガスを選択できる

運転可能時間は、ガソリンの場合は4Lで約2.5時間、LPガスは18kgで約14時間。

出力は、15Aの家庭電源の約2倍の3,000W(ガソリン使用時)または2,800W(LPガス使用時)で、電子レンジやエアコンなど、ほとんどの電気機器が使用可能。

出力端子として、100V/20Aと100V/30AのACコンセントを各1つ、5V/1Aと5V/2.1AのUSBポートを各1つ配置する。

電気の使用量に応じてエンジン回転を自動制御する、エコスロットル機能を搭載。使用機器が低負荷や電気機器の未使用時にはエンジンの回転数を自動的に下げることで、燃料消費と騒音を減らす。また、エンジンを防音ボックスでカバーするほか、外装ボディも内部の音漏れを防ぐ作り。さらに、カバーの内側に防音材を貼り付け、排気音を最小限に抑える大型サイレントマフラーを採用することで、最小59dB(7m)の静粛性を実現する。

安全面では、オイルセンサー/過負荷保護装置/過熱保護装置などを標準装備し、トラブルを未然に防止する。

使用時は、まず燃料切替スイッチを確認し、燃料タンクキャップつまみをONにする。マルチスイッチを「チョーク」にしたら、リコイルスターターを引っ張って始動。最後にマルチスイッチを「運転」にする。各種スイッチをコントロールパネルに集中配置したことで、操作性を向上させたという。

エンジンを防音ボックスでカバーし、外装ボディも内部の音漏れを防ぐ作り
使用手順

本体サイズは480×290×430mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは22.5kg。定格出力は、3.0kVA(ガソリン使用時)または、2.8kVA(LPガス使用時)。燃料タンク容量は4L。搭載エンジンは145cc空冷4ストロークOHVエンジン。エンジンオイル規定量は0.45L。

また、無鉛レギュラーガソリンのみが使用可能な「DK3000iS」の、重さは21kg。そのほか、本体サイズや搭載エンジン、燃料タンク容量、エンジンオイル規定量、ガソリン使用時の定格出力や連続運転時間などは、「DK3000iSDF」と同じ。

インバーター発電機「DK3000iS」