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野菜室が大容量、ハイアール初の3ドア冷蔵庫。スリムな幅54cm

幅54cmとスリムな3ドア冷蔵庫

ハイアールジャパンセールスは、幅54cmとスリムな3ドア冷蔵庫を7月1日に発売する。容量286Lの「JR-CV29A」、335Lの「JR-CV34A」をラインナップ。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は順に80,000円前後、95,000円前後。

74Lと大きめの野菜室を真ん中に備えた3ドア冷蔵庫。野菜のほか、2Lペットボトル4本を立てて入れることができる。冷蔵室のドアポケットと合計して8本のペットボトルを収納でき、コロナ禍でのまとめ買いにも対応した。

また、野菜室の底部には、野菜カスの掃除に使える「おそうじ栓」を採用。おそうじ栓の下にゴミ箱などを置けば、おそうじ栓からカスを落とすことができる。

大容量の野菜室
おそうじ栓

冷蔵室には、温度をチルド(0℃近辺)と冷蔵/野菜(2~5℃)に切り替えられる「フレッシュゾーン」備えた。肉・魚や乳製品はチルド、小物や野菜は冷蔵/野菜で保存できる。

本体サイズ/重さは、JR-CV29Aが540×666×1,610mm(幅×奥行き×高さ)/59kg、JR-CV34Aが540×666×1,810mm(同)/63kg。

カラーはリネンホワイトとチャコールブラックの2色。チャコールブラックは、1~2月にTwitterのハイアール公式アカウントで実施した「#あったらいい色総選挙」で1位に選ばれ、採用した。

温度を切り替えられるフレッシュゾーン
冷蔵室のドアポケットは2Lペットボトル4本を収納可能
ラインナップ

日本での野菜室需要を受け、国内で企画開発

これまで同社は、独立した野菜室のない、単身者向けの2ドア冷蔵庫を中心に販売してきた。日本市場への参入から20年を迎える2022年はミドルサイズや大型の製品も拡充していく考えで、容量300Lサイズの同製品もその一つとなる。

従来、日本で販売している製品の多くは中国で販売している製品がベースになっていたが、今回発表した冷蔵庫2機種は日本国内で日本向けに製造したもの。5月18日に開催した製品発表会で、研究開発を行なうハイアールアジアR&Dの冷蔵庫開発本部商品企画グループの阿部 巧氏は「3~4人向けのスリムな冷蔵庫の要望があった」ことから開発したと話す。

細めの食器棚やセカンド冷凍庫を隣に置ける、スリムな冷蔵庫とした

また、他国に比べて日本の冷蔵庫市場では野菜室の需要が大きいことから、野菜室を真ん中に備えた3ドア冷蔵庫とした。野菜室は2Lペットボトルを立てて収納できる構造にし、「冷蔵室内でのペットボトルや調味料の収納に困っているという声に応えた」(阿部氏)。野菜室を野菜以外の収納にも使えるよう設計して、大きな野菜室を必要としていない人にも活用してもらえるようにした。

大きな野菜室には、ペットボトルや調味料も立てて置ける