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パナソニック、次亜塩素酸で除菌するタテ型洗濯機

「次亜除菌コース」を新搭載した全自動洗濯機

パナソニックは、専用錠剤を投入することで衣類のニオイの原因菌を抑制する全自動洗濯機を6月下旬に発売する。洗濯容量8~12kgの製品5機種をラインナップ。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は155,000円前後~235,000円前後。専用錠剤は20錠入りで495円。

液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能を備えた全自動洗濯機。次亜塩素酸を発生させる錠剤を1回目のすすぎ時に投入する「次亜除菌コース」を初搭載した。ニオイの原因菌を除菌することで、部屋干し臭や、雨や汗で衣類が濡れたときのニオイ戻りを防ぐ。

専用錠剤をセットしておくと、すすぎ時にニオイの原因菌を抑制

専用錠剤は手動洗剤ケース内の錠剤投入口にセットして使う。錠剤の主な成分はジクロロイソシアヌル酸塩。風呂を沸かし直して入る際のぬめりやニオイの原因菌の繁殖を抑える風呂水清浄剤や、哺乳瓶洗浄剤に使われている成分となる。専用錠剤はライオンケミカルの「ふろ水清浄剤」と同等のもので、同製品も次亜除菌コースに使用可能。

次亜除菌コースで洗濯できる衣類は、綿・麻100%の衣類や、ポリエステル・アクリル100%の白物や色柄もの。ニオイの気になりやすいスポーツウェアや作業着、ニオイ戻りの気になるタオルなどを洗濯可能。ファスナーやボタンが金属製の場合は変色する可能性があるため、使用できない。

【訂正】初出時、次亜塩素酸を発生させる錠剤について「自動投入する」としていましたが、正確には洗剤のような自動投入ではなく、錠剤を手動でセットしておくと投入される仕組みのため、訂正しました(16時40分)

手動洗剤ケース内に、錠剤投入口を設置(写真左が新製品、右が従来品)
これらの表示のある衣類で次亜除菌コースを使用可能

液体洗剤・柔軟剤自動投入機能は従来、洗濯容量11/12kgの大型製品にのみ搭載していたが、新たに8/9/10kgの製品にも採用した。洗濯ごとに手動で洗剤を入れる手間がなく、適切な量を自動投入できる。確認窓つきのタンクで、洗剤や柔軟剤の残量を一目で確認可能。

液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能を、洗濯容量8~10kgの製品にも拡充
確認窓は目盛りつき

ガラストップのデザインで洗濯中の様子を確認できる。操作部は投入口より奥にあるため、洗濯物を出し入れしやすい形状となっている。糸くずフィルターは2カ所にあり、糸くずに触れることなく捨てられる「楽ポイフィルター」を採用した。

洗濯コースは、大水流シャワーと泡で汚れを落とす「パワフル滝洗い」や、手洗いできる制服などデリケートな衣類をやさしく押し洗いする「おうちクリーニング」など。

洗濯容量11/12kgの機種では、スマートフォンから洗濯予約できる「スマホで洗濯」に新対応。洗剤・柔軟剤は銘柄を選択することで、自動投入量を設定できる。

スマホで洗濯

洗濯容量12kgの「NA-FA12V1」の本体サイズは643×694×1,086mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約55kg。カラーはホワイト。店頭予想価格は235,000円前後。

洗濯容量11kgの「NA-FA11K1」の本体サイズは643×694×1,086mm(同)で、重さは約54kg。カラーはシャンパン。店頭予想価格は215,000円前後。

洗濯容量10kgの「NA-FA10K1」の本体サイズは599×635×1,071mm(同)で、重さは約45kg。カラーはシャンパンとホワイトの2色。店頭予想価格は175,000円前後。

洗濯容量9kgの「NA-FA9K1」の本体サイズは599×635×1,071mm(同)で、重さは約45kg。カラーはホワイト。店頭予想価格は165,000円前後。

洗濯容量8kgの「NA-FA8K1」の本体サイズは599×635×1,071mm(同)で、重さは約45kg。カラーはホワイト。店頭予想価格は155,000円前後。

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