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東芝、水の硬度に合わせて炊き分ける炊飯器。パサつき防ぎ理想の食感に

真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10ZWT」 グランブラック

東芝ライフスタイルは、水の硬度に合わせて炊き分ける真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10ZWT」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円前後。

水の硬度を設定すると、粘りと硬さのバランスが良くなるよう炊き方を調節する5.5合炊き炊飯器。水の硬度はご飯の硬さに影響するといい、水によってはご飯がパサついてしまうことから、炊き分け機能を搭載した。また、加熱方式を改良し、高温でより均一に炊けるようにした。

水の硬度は、20mg/Lごとの区分か、0~120mg/Lの数値から設定できるほか、都道府県を選ぶことで、水道水の平均硬度に設定可能。硬度が高いと、水中に含まれるカルシウムがお米の吸水を阻害し、かたくパサついたご飯になりがちという。同機能を活用することで、硬度が高い場合でも粘りと硬さのバランスがよいご飯を炊けるとしている。

水の硬度が炊きあがりに影響するという
硬度の区分か数値を入力

従来機種から引き続き、1,420Wの大火力と多段階火力調節を採用。熱対流を内回りと外回りに切り替える加熱方式を新搭載し、高温でより均一に加熱できるようにした。従来は外回り対流のみだったが、内釜の中心部の加熱が弱い状態だった。新たにIHコイルを内回りと外回りにそれぞれ独立回転させることで、中心部まで加熱する。

また、内釜構造も、中心部まで加熱できるよう改良した。釜底の中心を膨らませることで、大火力と対流の働きを補助する。

内回りと外回りの熱対流を採用
中心部まで均一に加熱できるようにした
釜底の中心を膨らませた新設計

米の銘柄ごとの炊き分け機能も備えた。コシヒカリやあきたこまちといった人気品種や近年の注目品種66銘柄に対応。銘柄ごとに、食感を「かため/しゃっきり/おすすめ/もちもち/やわらか」の5段階に調節可能。

操作部には業界で初めてカラー液晶を採用した。画像付きで見やすいのが特徴。

カラー液晶パネルを採用

炊飯コースは、白米が「かまど名人、ねらい炊き、甘み炊き、早炊き、少量、お弁当、おかゆ、炊込み、エコ炊飯」、その他が「玄米(かまど名人、白米混合炊き分け3通り、おかゆ、早炊き)、雑穀米、麦ごはん」。

本体サイズは253×328×246mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約6.3kg。気圧コントロールは0.5~1.2気圧(保温時0.6気圧)。保温は白米で最大40時間。カラーはグランブラックとグランホワイトの2色。

真空圧力IHジャー炊飯器「RC-10ZWT」 グランホワイト