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シャープが保湿クリームなどスキンケア製品に参入

薬用Crystaliqの保湿クリーム

シャープの子会社SHARP COCORO LIFEは、マスク着用の肌の悩みに応えるというスキンケアアイテム「薬用Crystaliq(クリスタリーク)」シリーズを、直販サイトの「COCORO STORE」で3月22日より順次発売する。

価格と発売日は、薬用保湿クリーム「BE-Q100C」が1,280円で3月22日。薬用保湿化粧水「BE-Q100T」は1,980円、薬用保湿乳液「BE-Q100L」は2,280円でそれぞれ4月下旬以降。

左から薬用保湿クリーム「BE-Q100C」、薬用保湿化粧水「BE-Q100T」、薬用保湿乳液「BE-Q100L」

シャープも2020年から生産/販売しているマスクが日常に欠かせないものになってから約2年が経つことから、マスク生活をサポートする医薬部外品のスキンケアアイテムとして製品化した。

マスク内側の水分蒸発による「乾燥」と、マスクと肌の摩擦などによる「肌バリアの低下」に着目して開発した。シリーズ名のCrystaliqは、クリスタル(水晶)とリキッド(水)を組み合わせた造語。

化粧品などのOEM製造を手掛けるコスモビューティーと協力し、生産は、国内の協力工場で行なう。いずれも無香料・無着色。

今回の薬用Crystaliqはスキンケアの第1弾と位置付けており、第2弾として季節やシーンに合わせたスキンケアアイテムの拡充を2022年夏より行なう。さらに第3弾として、シャープの家電と連携したスキンケアやヘアケアについても2023年以降に計画。シャープが販売する理美容家電との連携などを検討しているという。

スキンケア事業の展開

単体でもセットでも使える3製品

スキンケア製品の第1弾となるCrystaliq 3製品は、それぞれ単独でも利用できるほか、化粧水、乳液、クリームの順でケアするセットとして使える。マスクを使う人の肌にフォーカスし、そこに有効な成分を重視して採用したという。

いずれも保水有効成分として「ヘパリン類似物質」を配合。人の体内に存在する「ヘパリン」に似た成分で、肌の水分保持に作用。肌の角質層を整え、乾燥を防ぎ、肌に潤いを持たせる。

さらに、抗炎症有効成分「グリチルリチン酸ジカリウム」も配合。甘草(カンゾウ)の根から抽出される成分由来のもので、肌あれやニキビを予防する。

使用イメージ

薬用保湿クリーム「乾燥肌用薬用クリームHP BE-Q100C」は、軽やかな潤いベールで肌を包み込み、重ね塗りをしてもベタつかないようにしたもの。内容量は30g。

薬用保湿化粧水「乾燥肌用薬用トナーHP BE-Q100T」は、まろやかなとろみで肌を包み込み、潤いで満たすという。内容量は120ml。

薬用保湿乳液「乾燥肌用薬用ローションHP BE-Q100L」は、スクワラン(人の肌の中にも存在するスクワレンからできた油脂成分)配合で、柔らかく塗り広げやすいなめらかさが特徴。内容量は75ml。

薬用Crystaliqのラインナップ