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世界中の人が探し物を手伝ってくれる、忘れ物防止タグの新Tile(タイル)

忘れ物防止タグ「Tile(タイル)」シリーズ

Tileは、検索対応範囲を拡大した忘れ物防止タグ「Tile(タイル)」の新モデルを、10月28日に発売する。ラインナップは「Tile Pro(2022)」、「Tile Mate(2022)」、「Tile Sticker(2022)」、「Tile Slim(2022)」の4機種。価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、4,680円、3,280円、3,780円、4,680円。

いずれも、スマートフォンとBluetoothで接続。鍵や財布などに取り付けておき、見つけられないと思ったときに、スマートフォンのアプリ操作で本体の音を鳴らして、見つけやすくする。

また、Bluetoothでの接続が切断された際は、最後に接続した場所をアプリ内の地図で表示し、落とした場所が分かるとする。自身のスマートフォンとの連携が切れた後も、ほかのTileユーザーのアプリが検知した際に、自身のアプリに知らせてくれる。

さらに全世界で探し物を見つけるネットワーク「ロスト&ファウンド」機能にも対応。「ロスト&ファウンド」は、Tileコミュニティーを利用した機能で、誰かが落とし物を見つけると、持ち主へ知らせてくれるサービスとなっている。「Sticker」以外のTileの裏面にはQRコードが記載されており、紛失したTileを見つけた人がそれをスマートフォンでスキャンすると、登録した連絡先から、持ち主へ知らせることができる。スマートフォンを持っている人であれば、誰でも利用でき、世界中の人が探し物を見つける手伝いをしてくれることになるという。

いずれも前モデルと比較して、呼び出し音の音量が大きくなり、ソファの間に隠れたリモコンや財布などが、見つけやすくなったとする。また、水深1mに30分沈めておける、IP67の防水性能を備える。

いずれのモデルも、IP67の防塵防水性能を備える

ハイスペックモデルの「Tile Pro」は、鍵やカバン、ペットなどに取り付けるのに適しているという。最大接続範囲が約120mと広い。

最大接続範囲が約120mと広い、ハイスペックモデルの「Tile Pro(2022)」

そのほかの「Tile Mate(2022)」、「Tile Sticker(2022)」、「Tile Slim(2022)」の最大接続範囲は、約75m。

スタンダードモデルの「Tile Mate」は、キーホルダーとして使いやすいコンパクトサイズ。電池寿命が約3年間と長くなった。「Tile Sticker」は、裏面シール付きで、リモコンや自転車、デジタルカメラなどに貼り付けやすい。カードサイズの「Tile Slim」は、財布やパスポートなどに入れておくのに適している。

コンパクトなスタンダードモデル「Tile Mate」
裏面シール付きの「Tile Sticker」
カードサイズの「Tile Slim」
4モデルの比較

2022年初頭に、「Ultra-Wideband」対応モデルをリリース予定

同社は、2022年の初めには、「Ultra-Wideband」(超広帯域無線通信)に対応した「Tile Ultra」を発売予定だと発表した。「Tile Ultra」の発売に合わせて、高精度の場所特定機能と、意図しないアクセスに対する新しい安全機能を導入予定。

Ultra-Wideband対応の「Tile Ultra」を、2022年に発売予定

「Tile Ultra」は、「Bluetooth」と「Ultra-Wideband」の両方を搭載。

専用アプリに搭載予定の「Point and Locate」機能を利用すれば、ARを活用した正確な検索ができるようになるとする。

ARを活用した「Point and Locate」機能