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脱いだ服は洗濯機に放置しちゃダメ? 洗濯マイスターが教える菌対策

ライオンの洗濯用液体高濃度洗剤「トップ スーパーNANOX ニオイ専用」

ライオンは7日、「ライフスタイルと洗濯洗剤に関する調査」の結果を公開。外出頻度が減った一方で洗濯物の量が増加し、抗菌対策として洗濯に悩みを持つ人が半数以上いることがわかった。同社は調査結果とともに洗濯物を清潔に保つ方法を紹介している。

ライオンのお洗濯マイスター・大貫和泉氏によると、衣類のイヤなニイオの原因は落としきれなかった「汚れ」と「菌」。洗濯時に汚れをしっかり落とし、菌が増殖しないように早く乾かすことで「部屋干し臭」や、汗をかいたときなどに着ている衣類から発生する「戻り生乾き臭」などを抑制できるという。

菌を増やさない洗濯のポイントは次の3つ。

  • 洗濯物は通気性のいいカゴに保管する
  • 抗菌効果などのある洗剤を使用する
  • 早く乾かす

菌は水分があると繁殖しやすくなるため、着用した衣類は洗濯槽に放置せず、通気性のいいカゴに保管し菌の増殖を抑制する。さらに菌対策を意識した「抗菌効果」などのある洗濯洗剤を使うことを推奨している。

また洗濯機に洗濯物を詰め込むと、水中での洗濯物の動きが悪くなり洗浄力が低下してしまうため、洗濯物の量は洗濯機の容量の7~8割に抑える。気になる汚れに対しては、液体洗剤を衣類に直接塗布すると汚れ落ち効果がアップ。洗濯機へ入れる際には、塗布した分を差し引いた量の洗剤を投入する。このほか「すすぎ」は1回に設定することで時短にもつながる。

洗濯した衣類を干す際は、菌が増殖しないように早く乾かすことがポイントとなる。室内であればカーテンレールは避け、風通しのいい場所を選ぶ。ピンチの付いた角ハンガーを使用するときは、外側に長い衣類、内側に短い衣類を干す「アーチ干し」にすることで、乾燥時間を短縮できるという。乾燥時に扇風機や除湿器などの家電を併用するのも効果的だとしている。

外出が減っても洗濯物は増えた? コロナ禍の洗濯悩み

ライオンが4月に行なった、全国の3~15歳の子供を持つ母親475名を対象とした調査では、新しい生活様式下で外出頻度が減り、家族の在宅時間が増加。衣類が汚れる機会は減少した一方で、家庭での洗濯物の量と洗濯頻度が増えたと回答した人はそれぞれ29%、32%いることがわかった。

「洗濯物が増えた」と回答した人に対して、具体的に変化のあったことを聞くと「洗濯物の抗菌・除菌が不安になった」「部屋干しのニオイが気になるようになった」などの悩みが挙げられた。身につけるものを頻繁に着替えることで菌に対しての対策を行なっており、結果として洗濯物の量が増加したと同社は推察している。

新しい生活様式下で在宅時間が増加
外出が減り衣類が汚れる機会も減少したが、洗濯物の量は増えたと約3割が回答