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日立、内部を自動清掃するエアコン「白くまくん」
2021年9月3日 14:30
日立ジョンソンコントロールズ空調は、熱交換器やフィルターを清潔に保つルームエアコン「白くまくん プレミアムXシリーズ」11機種を10月末に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は260,000~410,000円前後(税別)。
フィルターや熱交換器、排水トレー、ファンの自動清掃機能を搭載したエアコン。熱交換器の油汚れを高温で溶かし、凍結させてホコリや菌、カビを洗い流す「凍結洗浄ヒートプラス」を新たに備えた。また、エアコンの風の通り道であるフィルターや通風路、フラップに、除菌力のある銅合金を新採用したほか、通風路やフラップを高温加熱して付着するカビを抑制する。
従来機種から引き続き、ファンを自動で清掃する「ファンロボ」を搭載。フィルターでとらえきれない小さなホコリは熱交換器内のファンまで届き、ファンの羽根の先端が空気を切りながら進むためホコリが付着しやすい。ファンロボは、ファンを逆回転させてファンブラシでホコリをとり、ブラシやホコリのたまった排水トレーを熱交換器と一緒に急速冷却させてホコリを洗浄する。
プラズマ電極からの電子がホコリを帯電させ、フィルターでとらえる「プラズマイオン空清」も備えた。浮遊しているカビ菌やウイルスを抑制するという。また、エアコン内部の温度と湿度を常に見張る「カビバスター」を搭載。加熱・低湿制御や、プラズマイオンの充満でカビを防ぐ。
「くらしAIカメラ」で人を識別し、在室時間をもとに体感温度の変化を予測、不快に感じる前に気流を制御する。「換気みまもりAI」も搭載し、二酸化炭素濃度を推定して換気のタイミングを音声で通知し、換気を検知すると空調をコントロール。室温変化を抑えながらムダな運転もカットするという。
室外機の熱交換器も凍結洗浄してホコリの目詰まりを防ぐ。エアコン全体の消費電力の約80~90%が室外機の運転によるものとし、凍結洗浄することでムダな電気代も抑えるという。