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ソニー、Suica対応の新世代スマートウォッチ「wena 3」。攻殻機動隊モデルも
2020年10月1日 14:02
ソニーは、スマートウォッチの第3世代モデル「wena 3」を11月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,000円～35,000円前後。バンドの種類はメタル/レザー/ラバーを用意する。
wenaブランドの時計ヘッドも別売で用意。そのほか、他社製ヘッドと組み合わせたコラボモデルも発売する。
【ラインナップと店頭予想価格】
wena 3 metal Silver 33,000円前後
wena 3 metal Premium Black 35,000円前後
wena 3 leather Brown 30,000円前後
wena 3 leather Premium Black 32,000円前後
wena 3 rubber Black 24,000円前後
Suicaや紛失防止MAMORIO対応。デュアル光学式の心拍センサー
時計本体ではなく、バンド側にスマートウォッチ機能を備えているのが特徴。スマートフォンの通知や電子マネー、活動量計などを利用できる。「wena 3」という名称は、従来のwena wristよりも短く、記憶に残りやすくするために変更したもので、第3世代/3種類のバンドが選べることが由来となっている。
新機能として、電子マネーのSuicaに対応したほか、大画面のタッチディスプレイを採用。独自アルゴリズムによる活動ログ機能で健康をサポートするほか、新たにAlexa音声操作にも対応。選べる3種のバンド(メタル/レザー/ラバー)を用意する。そのほか、紛失した場合も追跡できるMAMORIOを搭載。wenaを高級時計に装着した場合も安心して利用できるという。
決済機能は従来の楽天EdyやiD、QUICPayなどのほか、新たにSuicaをサポート。新アプリ「wena 3」を使ってチャージや発券ができ、電車やバスの乗車、対応店舗の支払いに使える。
wena 3本体で残高確認ができるほか、wena 3アプリでも利用履歴を確認可能。iOS/Androidどちらのスマホでも利用できる。
なお、楽天EdyやiD、QUICPayなどはiOSのみ対応の「おサイフリンク」でチャージや発券を行なう。Androidスマホの利用者は、初期設定をiOS端末で行なうとこれらの電子マネーも使える。
電子マネーを安心して使うために、通常の1週間の電池持ちに加え、約24時間の予備電力を装備。バッテリーが切れた状態でも、予備電力がなくなるまで電子マネー機能を使える。
新たにMAMORIOにも対応し、wena 3を紛失した場合も、スマホから置き忘れた場所と時間を通知。置き忘れを防止するMAMORIOの通知機能「クラウドトラッキング」に対応、全国500路線以上の鉄道/バス事業者や商業施設に設置されている「MAMORIO Spot」などの捜索ネットワークが利用できる。
そのほか、スマートロック「Qrio Lock」とも連動。スマホを取り出さなくても、自宅などの鍵をwena 3から開錠/施錠できる。
ディスプレイは手首の形に沿う曲面型の有機ELで、タッチ操作対応。LINE/Facebookなどスマホの通知、スケジュール、活動ログなどを確認可能。ホーム画面に天気を表示できるほか、タイマーやアラームなどもセットできる。表面は傷に強いGorilla Glass(ゴリラガラス)を採用。90cmからの落下にも強い耐衝撃性を備え、5気圧防水に対応する。
活動ログは、加速度センサーや心拍計などで計測。歩数、消費カロリー、移動距離を確認できる。
心拍センサーは、従来の緑LEDに加えて赤LEDも搭載したデュアル光学式。緑LEDのみでは、腕の動きだけでなく手首や指の動きの影響を受ける場合がある一方、赤LEDも照射することで、手首や指の動きによって発生するノイズを除去するソニー独自のアルゴリズムを採用。より正確な心拍数を計測することに成功したという。
日常動作から、VO2 Max(最大酸素摂取量)も推定。日常生活の歩行データと心拍数の長期ログから算出するソニー独自のアルゴリズムを採用。激しい運動をしなくても、普段の生活からデータを確認できる。
モジュール部にはステンレススティール「SUS316L」を使用して高級感を持たせている。独自開発のメタルアークアンテナの採用などで小型化しており、従来モデルのwena wrist activeと比べて体積で30%、厚さを2.5mm抑えた。
ヘッドはShunji YamanakaやイタリアGiugiaro Architetturaデザインモデル
wenaブランドの時計ヘッド新モデルとして、日本のインダストリアルデザイナー山中俊治氏がデザインした「wena Three Hands Silver -Tokyo Edition-」、「wena Three Hands Silver -Pasadena Edition-」、「wena Three Hands Premium Black -Oxford Edition-」を発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は順に59,000円前後、59,000円前後、60,000円前後。発売日は11月27日。
イタリアのカーデザイナーであるファブリッチオ・ジウジアーロ氏によるデザインのモデルは、「wena Three Hands Silver desingedby GiugiaroArchitettura」(オープンプライス/店頭予想価格58,000円前後)と「wena Three Hands Premium Black desingedby GiugiaroArchitettura」(同59,000円前後)を2021年3月12日に発売する。
初のシチズンコラボ。セイコーからは攻殻機動隊SAC_2045モデルも
シチズンのスポーツウォッチとwena 3がコラボレーションした「wena 3 -PROMASTER Edition-」(限定500台)を11月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99,000円前後。
セイコーの20周年を迎えるBRIGHTZブランドとコラボした「wena 3 -BRIGHTZ Edition-」(限定200台)は、店頭予想価格139,000円前後、機械式時計の「wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-」(同200台)は同84,000円前後。いずれも11月27日に発売する。
さらに、セイコーと共同開発した「wiredwena 攻殻機動隊SAC_2045コラボ」2モデルと、「wiredwena」2モデルも2021年1月15日に発売予定。
バックル部にwena 3を搭載し、ヘッド部のボタンからwena 3機能の呼び出しや、インジケーター針でのwena 3の情報表示が可能。無駄のない質感にこだわったケースデザイン、高い視認性を持つダイヤルなどを特徴としている。
シチズンとのパートナーシップ契約締結に基づいた今後の予定も発表。2021年夏頃にシチズンの提供するIoTサービス「Riiiver」にwena 3が対応予定。また、シチズン時計は腕時計のバンド部分にwena 3を搭載した商品を開発/販売していくほか、シチズンのムーブメント供給先に対し、wena 3モジュールの外販も行なう予定。