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ベネリ、20万円台で購入できる本格的e-MTB「NERONE 27.5+」。プロライダーのライディング動画も公開中

ベネリのe-MTB「NERONE 27.5+(ネロ 27.5+)」

各メーカーからMTBタイプのe-bike(e-MTB)が続々と登場しているが、日本のe-MTB市場で先駆的存在のブランドがベネリだ。2017年の春に「TAGETE27.5(タジェーテ 27.5)」を発売し、翌年の2018年春には「NERONE 27.5+(ネロ 27.5+)」がラインナップされた。高価格帯のe-MTBが増えているなか、20万円代で本格的なe-MTBを購入できるので、興味がある読者の方も多いだろう。本稿では、あらためてベネリのe-MTB「NERONE 27.5+」を紹介しよう。

ベネリ「NERONE 27.5+」は、フロントサスペンション(100mmトラベル)を搭載するハードテイルe-MTB。フレームサイズはワンサイズで1,890×590mm(全長×全幅)、サドル高は880~1,100mm、適応身長は165~185cm、車体重量は23.5kg。カラーはブラックのみ。価格は278,000円。

まずはプロライダー・辻 善光氏(Team Zenko代表)によるライディング動画をご覧いただきたい。

プロライダー・辻 善光氏のライディング動画
辻 善光氏
1984年奈良県生まれ。立命館大学在学中にツール・ド・北海道で山岳リーダージャージを学生として初めて着用。その後プロとして、宇都宮ブリッツェン、チーム右京等メジャーチームで活躍。引退後は、自転車の普及を目指した活動や、トライアスロン、シクロクロスに出場しながらさまざまな普及活動を行なっている

「NERONE 27.5+」は、バーファン製のドライブユニット「M400」を搭載。搭載するセンシングテクノロジーにより、速度ごとにアシスト比率を細かくセッティングできて、非常にパワフルな乗り心地を実現するのが特徴。バッテリー(36V/11Ah)はダウンチューブ一体型で、アシストモードは1~5段階になっており、最長走行距離は約90kmとなっている。

バーファン製のドライブユニット「M400」を搭載
バッテリーはダウンチューブ一体型。最長走行距離は約90kmで、一回の充電は約4~6時間
ディスプレイはハンドル中央部に搭載

フレームは航空宇宙産業にも用いられる、高級グレードの6061アルミ合金を採用。フレームを形成するそれぞれのチューブは、ハイドロフォーミング(液圧成形)と呼ばれる最新のアルミ加工技術によって、トレイル走行に適した強度・剛性を得ながら軽量化も追求したという。

最新のアルミ加工技術で作られたフレーム

また、セミファットサイズの27.5×2.8インチのタイヤを採用しており、ライディング動画にある高い走破性を支えている。コンポーネンツはシマノ「DEORE」、テクトロ製油圧式ディスクブレークを採用するなど、しっかりしたMTBの機能を持っている。

セミファットサイズの27.5×2.8インチのタイヤ
前後輪とも油圧式ディスクブレーク

なお、「NERONE 27.5+」はサイクルスポットの一部店舗に展示車が用意されており、高峰山MTBワールドではレンタルが可能。気になる人は実際にフィールドを走って体感してほしい。