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高輪ゲートウェイ駅の照明演出をパナソニックが担当 ~1,600台を納入

 パナソニック ライフソリューションズは、2020年3月14日に開業する東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)の新駅「高輪ゲートウェイ」駅の照明演出を担当したことを発表した。

パナソニックの照明器具で演出された「高輪ゲートウェイ」駅

 照明デザインのコンセプトは、「街のランドマークとなる暖かな光の駅舎」、世界で活躍する照明デザイナーの面出 薫氏(株式会社ライティング プランナーズ アソシエーツ)が、デザインを手掛けた。建築の特徴である折り紙をモチーフにした大屋根を照らし上げることで、柔らかな光に包まれたコンコースにしたという。

 大屋根には膜屋根が採用され、自然光を活用することで日中の照明電力量を削減。夜間は、できるだけ存在感を少なくした照明器具で、コンコース内部から大屋根を柔らかな光で照らし上げている。また、大屋根の梁に設置された照明器具がコンコース内の床面を照らし、空間全体の明るさを確保した。

大屋根をコンコース内部から柔らかく照らし上げる
コンコース内の床面を照らす、大屋根の梁に設置された照明器具

 ホーム照明には既報の通り、パナソニックとJR東日本で共同研究開発したPLC(電力線通信)による調光調色照明制御システムとホーム用照明器具を採用している。日中は自然光との調和を図るため昼白色~白色の光、夕方からはコンコースと合わせて電球色の温かみのある光になっている。

 同社が納入した照明器具は、PLCによる照明システムなど594台含め、合計1,600台。