パナソニック、米・バッファロー工場における太陽電池の生産を停止 ～テスラとの提携は継続

　パナソニック ライフ ソリューションズ社は、ソーラー事業戦略に沿って、米ニューヨーク州のバッファロー工場における太陽電池セルとモジュールの生産を停止することを決定した。2020年5月末に生産を停止し、同年9月末にバッファロー工場から撤退予定としている。

パナソニックのリチウムイオン電池セルを搭載した米国テスラモーターズの電気自動車。写真は大阪にあるパナソニックのショールーム「パナソニックセンター大阪」にあるカットモデル

　パナソニックとテスラモーターズが提携し、太陽電池セルとモジュールを生産していた同工場。今回の決定はパナソニックのソーラー事業のグローバルな合理化の一環としており、今後もテスラとのパートナーシップは変わることはなく、両社は米ネバタ州にあるギガファクトリーにおける車載用電池の生産は継続するという。

　またパナソニックは、米国におけるパナソニックブランドの太陽電池パネルの販売も継続、太陽電池モジュールについては協業パートナーから調達し、今後もグローバルでの販売を継続するとしている。

　パナソニックは今後、ソーラー事業の開発・生産体制を最適化することにより、創出した成長リソースで、HEMS、太陽電池モジュール、蓄電池、エコキュート、EV充電等を組み合わせたエネルギーソリューション事業を強化していくという。