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ガーミン、圏外でもやり取りできる、衛星電話システム対応のハンディGPS
2020年2月4日 16:58
ガーミンジャパンは、デジタル衛星携帯電話システム「イリジウム」に対応し、携帯圏外でも通信可能なハンディGPS「GPSMAP 66i」を2月6日に発売する。価格は89,800円(税抜)。
デジタル衛星携帯電話システムに対応する、同社のハンディGPSのハイエンドモデル。
衛星ネットワークを使い、あらゆる電話番号(SMS)やメールアドレスとの間でテキストメッセージでのやり取りが可能なほか、天気情報の受信が可能だとする(衛星通信契約が必要)。
また野外では同社「inReach」シリーズ同士で通信できるほか、危機的な状況においては、24時間年中無休の監視センター(国際緊急救助調整センター=IERCC)へのSOS発信が行なえる。この緊急時には、テキストのやり取りを通じて、状況を説明し、救助を依頼することもできるという。
また測位衛星として、GPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)に対応するほか、電子コンパスと気圧高度計を内蔵。行程を安定して正確に示し、記録できるとする。
「Garmin Explore」ウェブサイトとアプリを用意。ウェイポイントやルート、アクティビティの管理などができるとする。同アプリでは、各種の地図データや米国NOAA(アメリカ海洋大気庁)のチャートにアクセス可能。それらのデータを本機と同期することが可能だという。
米国防総省MIL規格に準拠した頑丈なボディ設計を採用。極限の環境下でも耐えられるとする。また搭載する3インチカラーディスプレイは、大自然の直射日光下でも高い視認性を誇るという。
本体サイズは66×35×163mm(幅×奥行き×高さ)。重さは241g。リチウムイオンバッテリーを内蔵。稼働時間は、通常使用時で最大35時間、エクスペディションモードで最大200時間。保存可能なポイント数は約10,000ポイント。保存可能ルート数は250ルート。保存可能軌跡ポイント数は20,000ポイント、250本。防水性能はIPX7。内蔵メモリは16GB。1/20万の日本全国地図がプレインストール。
そのほか、下位3モデルをリリース
デジタル衛星携帯電話システムに非対応の3モデルを同時リリース。
ハンディGPS「GPSMAP 64csx」は、充電式ニッケル水素バッテリーパックまたは単三形乾電池2本で稼働する。測位衛星はGPS/GLONASS/GALILEO/みちびき(補完信号)に対応。防水性能はIPX7。内蔵メモリは16GB。そのほか8メガピクセルのカメラを搭載する。価格は74,800円(税抜)
「eTrex32x」「eTrex22x」は、軽量コンパクトで電池でも長時間駆動するスタンダードモデル。いずれも内蔵メモリを従来の3.7GBから8GBに増強。ボディカラーも一新したという。価格は順に59,800円、44,800円(いずれも税抜)。