ニュース
タイガー、ごはんとおかずの同時調理が可能な「タクック」に「冷凍ご飯」モードを搭載した新モデル
2019年11月12日 19:45
タイガー魔法瓶は、「冷凍ご飯」モードを搭載した、ごはんとおかずを同時に調理できる3合炊きのマイコン炊飯ジャー「tacook(タクック) JAJ-G550」を12月1日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は13,800円(税抜)。
炊飯と同時におかずの調理ができるマイコン炊飯ジャー。クッキングプレートが付属しており、お米を入れた内釜の上に食材を載せたクッキングプレートをセットし、炊飯ボタンを押すだけでごはんとおかずが同時にできあがる。新モデルでは新たに、冷凍~再加熱してもパサつかないごはんが炊けるとする「冷凍ご飯」モードを搭載。
同時調理は、炊飯中の蒸気でクッキングプレート内の食材を加熱する仕組み。クッキングプレートには底面に穴が開いておらず調理中の汁けが下に落ちないため、ごはんに味が移らないとする。同時調理に対応するメニューは、0.5~1合の「白米」のほか、「煮込み」。従来モデルのクッキングプレートはオレンジだったが、新モデルはブラウンを採用し、食卓にそのまま出しても気にならないデザインだとしている。
「煮込み」メニューを選択すれば、おかず2品を同時に調理可能。調理時間は1~120分で設定でき、おかずとスープの同時調理など、マルチクッカーとしても活躍するという。
また従来モデルにはなかった「冷凍ご飯」モードは、炊飯前の吸水時間を長くすることで、ごはんを冷凍して再加熱した際の「パサつき」「ベタつき」を抑えるとしている。
本体サイズは約219×273×191mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約3kg。本体カラーはナチュラルホワイト、コーラルピンク、アッシュグレーの3色。クックブックが付属する。
同社によると、SNSで「#tacook」と検索すると、タクックシリーズを活用した料理の写真やレシピが投稿されているという。体験会では、実際にタクックを使った料理をSNSで投稿しているおちおちさんが、タクックの使い勝手の良さについて語った。
「タクックは同時調理できて時短になるというメリットもありますが、それ以上に簡単で美味しいというのが毎日使いたくなる理由です。食材をちぎって、調味料を入れて、ボタンを押す。それだけで立派な一品になります。
子どもが小さいときはお弁当に、現在は食卓に1品、おかずを足すのに役立っています。特にさばの味噌煮は蒸気の効果でふっくらと仕上がり、鍋で作るよりも美味しいんです」
続いて、「キャベツ焼売」の調理実演が行なわれた。
キャベツ焼売の調理手順は、クッキングプレートの中で豚ひき肉と調味料を混ぜ、平らにならした上に千切りキャベツを載せて、お米の入った内釜にセットし炊飯ボタンを押すだけ。市販のカットキャベツを使用し、クッキングプレートをボウル代わりに使うことで、調理の手間と洗い物を減らせるという。
完成したキャベツ焼売をいただくと、焼売の皮を使っていないのにしっかりと焼売の味がした。蒸気のおかげか、ひき肉がやわらかく肉汁をたっぷりと含んでいて美味しかった。
冷凍ごはんを再加熱し食べ比べ
また、通常の「白米」モードで炊いたごはんと、「冷凍ご飯」モードで炊いた後、一度冷凍し再加熱したごはんの食べ比べも行なわれた。「白米」モードで炊いたごはんはふんわりとやわらかく、美味しかった。
一方、「冷凍ご飯」モードで炊いたごはんは、一度冷凍しているにもかかわらず、ふっくらとした食感でパサつきは感じなかった。ベタつきも抑えられているため、ごはんが団子状に固まってしまうこともなかった。
ほかにもチーズタッカルビやキッシュ、パスタをいただいた。キッシュとパスタは「煮込み」メニューで同時調理したもの。キッシュはクッキングプレートに、パスタは内釜に入れて調理する。パスタは麺がくっついておらず、本格的な味で美味しかった。
水田氏によると、クックパッドのサイトでは「タピオカ」や「バスクチーズケーキ」といった流行メニューと並んで、「ほったらかし」という単語もよく検索されていて、その数は昨年の2倍にもなるという。
「忙しい人の夕食は手軽に作れる丼ものや、ごはんとメイン料理1品という場合が多いため、タクックを使えばボタン1つでほったらかし調理ができます」(水田氏)
今回振る舞われたメニューは下記の通りで、レシピはクックパッド上で閲覧可能。