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ティファール、ママにおすすめの離乳食専用ブレンダーや、軽くておしゃれな2WAYスチーマーなど秋冬の新製品発表会開催

 グループセブ ジャパンは、ティファールブランドの2019年秋冬の新製品発表会を行なった。同社の製品は、これまで主婦やビジネスマンなどファミリー層のユーザーが多かったが、今回の新製品は、離乳食作りに適したブレンダーやインテリアにマッチするスチーマーなどを展開し、ミレニアル世代をターゲットにしたデザインや機能で新規ユーザーの獲得を目指すという。

グループセブ ジャパン 代表取締役社長 アンドリュー ブバラ氏

ママやプレママにぴったりの離乳食作り専用ブレンダー

 同社によると、離乳食作りを目的にハンドブレンダーを購入する人は多いという。しかし従来のブレンダーでは、離乳食のように食材の量が少ないと、うまくつぶせずに食材の形が残ってしまうという不満点があった。11月1日に発売される「ハンドブレンダー ベビーマルチ」(税抜16,400円)は、通常よりも小さなシャフトを搭載しており、少量の食材もつぶしやすいため離乳食づくりに最適だとしている。

ハンドブレンダーの使用目的の多くは離乳食作り
作る手間や衛生面の不安など、離乳食作りに対する悩みを抱えるママ達

 発表会では、直径約35mmの刃を搭載した離乳食ブレンダーと、直径50mmの刃を搭載したレギュラーブレンダーを使用して、実際に50gの食材をつぶす実演比較が行なわれた。まずはニンジン、サツマイモ、大根を四角く刻み、だし汁と一緒にレンジで加熱した「根菜のだし煮」をつぶしてみる。ブレンダーの運転時間はそれぞれ15秒。

 レギュラーブレンダーでは、刃が食材に引っ掛からず空回りする状態が続いた。ブレンダーを上下に動かしたり位置を調整すると少しつぶれるようになったが、15秒経っても、つぶれずに四角いままの食材がいくつか見られた。

 一方、離乳食ブレンダーはすぐに食材がつぶれていくのがわかった。何度かブレンダーを動かしていると、あっというまに野菜の形がなくなり、ペースト状に仕上がった。

四角くカットされたサツマイモなどを使った「根菜のだし煮」
通常のブレンダーでは刃が食材に当たらず空回りしてしまう
15秒運転したが、四角い形が残っている
離乳食ブレンダーを使用した方(右)は、混ぜ残しがなく全体的に細かくなった

 続いては「しらすとほうれん草のうどんがゆ」。しらすやうどんといった柔らかな食材は、レギュラーブレンダーでもすぐにつぶせるように思うがそうではなく、刃が当たっている部分はつぶれたが、そうでない部分はほとんど形が残ったままだった。シャフトが大きいため、ブレンダーをカップの中であまり動かせず、同じところばかりに刃が当たってしまっていた。

通常ブレンダーを使用。やわらかい食材はつぶしやすそうだが……

 離乳食ブレンダーは、食材がつぶれるのも早く、ブレンダーが当たる位置を調整することで、全体的になめらかにすることができた。

離乳食ブレンダーは少量の食材もつぶしやすく、離乳食をなめらかに作れるという
それぞれ通常ブレンダー使用(左)と離乳食ブレンダー使用(右)。離乳食ブレンダーを使用した方は、全体的に細かくなった

 シャフトを比較すると、レギュラーブレンダーの刃は平らに、離乳食ブレンダーの刃はフック状になっている。このフック状の刃がカップの底の食材を巻き込むことで、少ない食材でも混ぜ残しがなくなるという。

刃がフック状に曲がっており、カップの底までしっかり混ぜられるという
シャフトを小さくしただけでなく、刃の形状も工夫されている

出しっぱなしにしても気にならないシェルデザインの2WAYスチーマー

 発表会ではスチーマーとアイロン、2通りの使い方ができる衣類スチーマー「スチーム シュシュ」(税抜15,000円、11月1日発売)の紹介も行なわれた。同社は「アクセススチーム」という単機能スチーマーを販売しているが、本体重量が1kgを超えているため、ユーザーから軽量化が望まれていたという。またアイロンがけをする際に、押し入れからアイロンを取り出すのが面倒といった意見もあった。

 本製品は、貝殻をモチーフにした光沢のあるデザインを施し、部屋に置いたままでもインテリアを邪魔しないとしている。また本体重量が780gのため、スチーマーとして連続使用しても腕が疲れにくいとする。

「アクセススチーム」は便利だが重くて使いにくいという不満があった
「スチーム シュシュ」は小さくておしゃれなデザインのうえ、片手で軽々持ち上げられる

 同社 マーケティング本部 小型家電製品プロダクト マネジメント部・赤松 祐介氏は本製品について、以下のように語った。

 「ユーザーがたくさんの製品から自分に合った最適なものを選べるように、様々なニーズに応える製品を揃えていきたいと思っています。製品名に使用したシュシュという単語は、フランス語で私のお気に入りという意味です。『スチーム シュシュ』がユーザーのお気に入りになるように名付けました。軽くておしゃれなデザインのため、若い女性におすすめしたいです」

多様な製品を取り揃え、ユーザーの期待に応えたいと話す赤松氏